2008年12月9日火曜日

木彫りのジェッド・マロース

こちらもとってもきれいな、そしてかわいいマロースじいさんの
木彫りの置物です。

マロースとはロシア語で厳寒のこと。
ロシアの厳しい寒さを連れてくる冬の精とでもいいましょうか。
ロシアではキリスト教が入る前は土着の宗教感といいましょうか、
神や習慣を持っていました。
そのころから「ジェッド・マローズ」はいたそうです。

ソビエト時代には宗教が禁止されていましたから
クリスマスというものを祝いませんでした。
その代りに12月31日から1月1日の年が変わるときに
新年のお祝いを盛大に行いました。
ツリーを飾り(ヨールカと言い、エゾマツやトウヒだそうです)
テーブルをご馳走でいっぱいにして、シャンパンで新年を祝い、
子どもたちはマロースじいさんからのプレゼントを楽しみにします。

ロシア語の授業で見た古い映画でこの新年のパーティーの模様を
映しているものがありました。
どんな話だったんだっけか・・・
みんな、それはそれは大騒ぎだったのだけ覚えています。

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