2009年5月31日日曜日

マトリョミン♪

世界初の電子楽器テルミンとマトリョーシカを融合させたマトリョミン
ご存知の方も多いかと思いますが。。。
私、初めて実物を見ました~!
昨日ご来店くださったお客様が「これからマトリョミンの練習があるんです」
と見せて、しかも、触らせて(いや、触らないのですが・・・)下さいました!

偶然にも昨日は久しぶりに2003年発売の「Pen」という雑誌を
読み返していました。
「東欧&ロシアのレトロ・デザインを見直せ。」という特集号で
テルミンについても書かれています。
1922年、レーニンの前で世界初の電子楽器を披露し一躍脚光を浴び
ソ連中、そして西欧やアメリカにも熱狂的に迎えられました。
スターリンの時代には大粛清の犠牲になり矯正労働収容所を
経験したそうです。

楽器としてのテルミンは西側で映画やロックに取り入れられ
その原理は後にシンセサイザーに生かされています。


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マトリョミン演奏会
6月13日(土)18:00開演
スコットホール(早稲田奉仕園内) 入場無料
*クリックすると拡大しますので、詳細をご覧いただけます
この機会にぜひぜひ、ふしぎ~な音色を聴いてみてくださいね!


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2009年5月30日土曜日

冬景色のマトリョーシカ

ぜんぜん季節が違いますが・・・
お腹に冬景色が描かれたマトリョーシカです。モスクワの作家さんの作品。
ニス仕上げをしていないので、ざらりとした手触りが新鮮です。
目がきれいなライトブルーなのに、鼻ぺちゃなところが
日本人としてはちょっと親近感を感じますね♪


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昨日は雨の中、ちょっと遠くからいとこが花を持って来てくれました。
久しぶりにお店の中にお花を飾ることができました。
やっぱ、お花があるとお店の中がパッと明るくなりますね♪

中杉通りのパルクがある側は西向きのためか植物の育ちが
あまりよくないのです。
今年も諦めきれずロシアで種を買ってきたукроп(ディル)を植えてますが
ぜんぜんだめです。
去年11月に自宅ベランダで育てた時は一か月でもじゃもじゃ生えたのに!
そろそろ諦めて何か他のお花でも植えよう・・・


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2009年5月29日金曜日

歴代ツァーリマトリョーシカ

よくお客様から聞かれることがあります。
「ソ連歴代大統領(書記長)のマトリョーシカがありますよね。
アレ、面白いですね~」と。
でも、あれって、東京に売っていたら買いたいと思います?
ロシアに来た~!というノリや話の種でついつい買っちゃう
ものですよね。。。? それに、かわいくないし・・・

ということで、いろいろな種類のマトリョーシカをご紹介したい
とうたってはいますが、パルクにはこの手のマトリョーシカは
できれば置きたくないなぁと思っています。

代わりと言ってはなんですが、ロマノフ王朝有名どころの
ツァーリマトリョーシカをご紹介しております。

最後の皇帝、ニコライ二世
エルミタージュや政治的剛腕で知られる、エカテリーナ二世
ロシアの西洋化を推し進めた、ピョートル一世
ロマノフ王朝誕生前の乱世を生きた、ボリス・ゴドゥノフ
最後に王冠に十字架です。

黒地に金枠の中に映された皇帝たちは
様々な功績と悲劇によって今もロシア人たちに語られる
人物たちです。
(それぞれの名前はWikipediaにリンクしています)


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2009年5月28日木曜日

ワラ細工のマトリョーシカ

ノリンスクのマトリョーシカです。
今回入荷したのは6P(一番小さいコは写っていません)です。

現キーロフ州にあるノリンスク町では古くから螺鈿飾りの技術が
発展していたため「マトリョーシカをわが町でも作ろう!」と
決めたときにこの技術を駆使し、他地方とは全く違う
特色あるマトリョーシカを作り上げたそうです。

良質なワラを乾燥させ、細かい飾りに加工し、接着する技術は
とても高度なため年々職人が減っているそうです。
地方の特色を生かした民芸品はその地方の歴史であり
文化であると思います。
ぜひいつまでもこの技を残してほしいものです。

この地は1934年までヴャトカと呼ばれていました。
近くを流れるヴャトカ川からつけられた名です。
ソ連時代にあちこちの地名が革命家の名前にちなんだものになり
ソ連崩壊後は昔の名前に戻すところが多くあります。
キーロフという名前はバレエなどで日本人にも馴染み深いですが
なんとなくヴャトカという名の方がしっくりきますねぇ。。。


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そして何より、かわいいんです♪

2009年5月27日水曜日

ペテルブルグのマトリョーシカ

このマトリョーシカはデザインがとってもシンプルなのですが
それだけに”塗り”の良さがお分かりいただける一品だと思います。
赤、青、白を使った色遣いがロシアの国旗を連想させますね・・・

Гринкевич И.(グリンケヴィチ I.)のサインが入っています。

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2009年5月26日火曜日

Kusumi Teaのティーバッグ

パルクでは25gミニ缶のみを販売してきましたクスミティーですが
今回は6種のフレーバーが楽しめるティーバッグが入荷しました♪

このティーバッグ、コットンガーゼでできています。
普通ティーバッグの紅茶はエキスが短時間で出るように
茶葉を細かく切っていますが、クスミティーのティーバッグの中身は
普通の茶葉と一緒です。
なので、2,3分ほどじっくりエキスと香りを抽出できるように
コットンガーゼが使われています。
リーフティーの味をティーバッグの手軽さで味わえるのです。


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こちらはカシミール・チャイです。
インドカレー屋さんで出てくチャイのようにスパイシーな香りです。


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6種のフレーバー
◎アナスタシア
セイロン、キーマンベース。ベルガモット、レモン、ライムのさわやかな香り。
◎サンクト・ペテルブルグ
キーマンベース。柑橘系とベリー類の甘い香り。
◎ブケ・ド・フルール(花束)
セイロン、インド、キーマンのブレンド。レモン、ベルガモット、オレンジ、ライム
マンダリンオレンジの香り。
◎朝の紅茶(24番)
中国紅茶とセイロンのブレンド。くっきりとした強い紅茶の香り。
◎カシミールチャイ
カルダモン、ジンジャー、ローリエ、シナモン、ういきょう、クロープの
スパイシーなフレーバー。
◎プリンス・ウラジーミル
シトラスフルーツがベース。シナモンとクローブがアクセント。

2009年5月24日日曜日

子だくさんのマトリョーシカ

お母さんマトリョーシカの中に男の子2人、女の子5人が
入っているかわいいマトリョーシカです。
なぜ男の子、女の子がわかるかと言うと・・・


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一番右は女の子。プラトークを被っています。
その左隣は男の子。シャツの首を左側で留める形になっています。

ロシア語でシャツのことを
рубаха、рубашка(ルバーハ、ルバーシカ)といいます。
お客さまからたまに「ルパシカは扱っていませんか?」という
お問い合わせを頂くことがあります。
その時のイメージがこの男の子が着ているシャツではないでしょうか。
ボタンを留めるとピシッと決まるし、はずすとちょっとワル感がでて
かっこいいですよね~。

ご興味のある方はこちらをご覧ください。
(セルギエフ・ポサードの博物館所蔵、結婚式の男性用衣装)


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2009年5月23日土曜日

SIONのライブ

昨日は1時間早くお店を閉めて新宿LOFTに行ってきました。
SIONとチバユウスケのバンドThe Birthdayのライブがあったのです♪
いろいろ、それこそ色々あって、SIONのライブは私にとって
とても特別なのです。
今年は毎年恒例の日比谷野音ライブに行けるかどうか分からないので
ちょっと無理して行ってしまいました。
もし6時以降にお越しくださったお客さまがいらしたら、申し訳ありませんでした!


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さてさて。
ウサギを飼ってる5人姉妹マトリョーシカです。
かわいい姉妹に大事にしてもらって、ウサギたちも嬉しそう。。。


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2009年5月22日金曜日

本日18時に閉店いたします

ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

10ピースマトリョーシカ!

ノリンスク地方の10ピースマトリョーシカが入荷しました。

このタイプはプラトークの巻き方が変わってますよね。
大きめのプラトークを被る時には頭と首をすっぽり隠すように
このように巻いてしっかり防寒します。
首のところに美しいお花が見えるように、たいていは
ちゃんと端のほうまで模様が入っています。

この子たちの名前はСударушка(スダールシカ)。
今では廃止された古い言葉で少女に対する親しみを込めた
呼びかけの言葉です。
少し前に仲間とチェーホフの短編を何編か読んだのですが
ここによくСударь(スーダリ)Сударыня(スダールィニャ)という
言葉が出てきました。
旦那様、奥様、というような意味です。
特に喜劇ばかりを読んだせいか、この言葉を聞くと
プププ~っと笑いが込み上げてきます。
この言葉で呼びかけるのは貧しい農民やへりくだった下男。
呼ばれる人たちは横柄でぐうたらな地主。
絶対にこの後おもしろい場面が用意されてるのです。
ロシア人がなぜチェーホフが大好きなのか分かりました。。。


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きれいに背の順になってますね~♪

2009年5月21日木曜日

菩提樹のはちみつ再入荷!

ことし1月に入荷して大変ご好評をいただきました
ロシア沿海州でとれた天然のはちみつが再入荷いたしました。
まずは菩提樹(リンデン)180g瓶入りの一種1,500円(税込)のみの
販売となります。

このはちみつはすごいんです!!
ロシア極東の都市ハバロフスクから車で8時間ほど行くと
マリノヴォという村があります。
生産者のカラシさんのご自宅がある村です。
そこからさらに2時間ほど歩いた森の中ではちみつが採取されています。
春から秋までは、はちみつの採取のため、カラシさんは自宅へ帰らず
この森の中で過ごします。
森への道はとてもぬかるんでいるので、道に氷が張る冬を待ってから
車ではちみつの運搬を始めます。
人間が立ち入ることを制限されたこんな自然の中で採取された
はちみつですから、それはそれは、自然からの贈り物と言うべき
蜜が取れるのです。

どんなにすごい所かというと・・・こちらをどうぞ!

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2009年5月20日水曜日

と、とりあえず・・・

マトリョーシカたちを並べてみました!
なんだか、本当にすごいですよ~♪
少しずつポップも用意して、かっこよく並べてあげようと思います。

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2009年5月19日火曜日

チェブラーシカのマトリョーシカ

今週はマトリョーシカがどどーーんと入荷しましたよ♪
きれいに並べてからブログでもご紹介していきますね。

まずは白チェブのミニマトリョーシカです。
限定3個だけ入荷しました。
白チェブグッズはなかなか入手できないのでチェブファンの方は
この機会にぜひ会いに来て下さいね。

今年はチェブラーシカ映画の新作が公開されることになっています。
前作が作成されたのが1983年なのでなんと26年ぶりの新作です。
セルアニメ(今どきセル画って使っているのかしら?)も
作成されたそうですよ。
平面で動くチェブラーシカと仲間たち。・・・ちょっと想像できないですね。
あ~、楽しみ、楽しみ♪

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2009年5月16日土曜日

来週の営業時間について

5月19日(火)は仕入れのため13:00より営業いたします。
5月22日(金)は私用のため18:00に閉店いたします。

ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

モスクワのポスター

地下鉄構内に貼られていたポスターです。
1935年に操業を開始したモスクワの地下鉄の歴代車両のポスターです。
駅に到着する直前にフッと電気が消えるのとか、
発車ブザーもなく「ドアが閉まります。次の駅は〇〇です。」という
アナウンスの後、ガッシャーーーンと容赦なく閉まるドアとか、
高速エレベーターとか、妙に落ち着くんですよね~。
地下鉄に乗ると「ああ、モスクワにキター!」と感じます♪

上のポスターは「女性にお花を贈りましょう!」と書いてあります。
ソビエト時代っぽくて、いいですね。


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こちらはコスモスホテル前に掲示されていた
日本でもおなじみ、ネコのサーカス「ククラチョフ劇場」のポスターです。
なかなか人のいうことを聞かないと言われるクマやネコを操る
ロシア人って、本当にすごいですね~。


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2009年5月15日金曜日

クルィロフの像

昨日ブログに書きましたパトリアールシィ池のほとりには
1976年にロシアの寓話作家クルィロフの像が建てられました。
本人の像以外にも本の形をした像に寓話作品が彫られた彫刻が
あちこちに立っていて、子供たちに人気の場所となっています。
クルィロフの寓話は動物を主人公にして社会を皮肉ったり
批判したりしているので子供たちにも親しみがわくようです。

夜に撮影したので画像が悪いです。。。
こちらのホームぺージでとってもきれいに画像が紹介されているので
ご興味のある方はぜひご覧ください。

パトリアールシィ池のクリィロフ像
Банк рецептов(レシピバンク)のフォトアルバムより



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この池は冬にはスケート場として開放されるそうです。
夜中までカップルや若者たちが集まって賑やかでしたよ。
クルィロフについて(Wikipedia)



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2009年5月14日木曜日

もうちょっとモスクワ

ミハイル・ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」を読んだことありますか?
本の中の世界も面白いのですが、私は2003年と2006年に来日した
モスクワ・ユーゴザーパド劇場の舞台を2度も見てしまいました。
と~っても不思議な世界で最初は”???”となるのですが
中盤くらいからいつの間にかどんどん引き込まれていることに気づくのです。
本だと分かりにくいイメージがビジュアル化されているので
改めて作品の世界にどっぷり浸かることができるのです。

この物語はモスクワの地下鉄マヤコフスカヤ駅から徒歩10分ほどの
パトリアールシエ池から始まります。
この池は今も健在で、小さな池なのですが周りは公園になっており
モスクビチの憩いの場となっています。

公園のすぐ脇にこの作品のヒロイン、マルガリータの名を冠したカフェがあります。
入口はとってもアヴァンギャルドで、ドアを開けると屈強なおじさんが
ドア番をしていますが、ひるんではいけません。

このカフェのインテリアは作品の主人公「巨匠」の部屋をイメージした
ものになっていて、ロシア文学と音楽に包まれたとっても居心地の良い
カフェでした。

カフェ・マルガリータのホームページ
ミハイル・ブルガーコフについて(Wikipedia)




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カフェでは毎晩ミュージシャンの生演奏を聴くことができます。
コンセルバトーリーの卒業生が夜な夜なやってきて
自分たちの好きな音楽を演奏しているそうです(カフェのサイトによると)。
この日はお客も少なかったので学生さんみたいな若い音楽家が
クラシックを聴かせてくれました。
チャージはとられませんが本人たちが帽子を回して「お気もち」を求めます。
自分たちのビール代にするのかな?

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メニューはロシア料理です。
ペリメニ、グリーンサラダ、チキンサラダを3人で食べましたが
お腹いっぱいになりました。



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