宮崎県のイラストレーターさんが作った
ロシア民謡「一週間」のイラスト・ブックが届きました。
フリー冊子なのでご興味のある方はどうぞご自由にお持ちください。
フリーとは考えられないすてきな一冊です♪
よかったら発行者のBepeさんにご意見、ご感想を一言お願いしますね!
Bepeさんもあとがきに書いてらっしゃいますが
この「一週間」というロシア民謡、
なんとものんきな生活だな~とロシア人の生活をうらやましく
思った人もいるのではないでしょうか?
原詩をゆっくり読んだことがなかったので改めて訳してみたら、
なんともムズカシイ!
私の解釈を訳と共に書いてみますのでぜひご意見下さいませ。
Неделька
В воскресенье я на ярмарку ходила,
Веретен да кудельку купила...
В понедельник я банюшку топила,
А во вторник я в банюшку ходила...
Тебя, миленький мой, в середу встречала,
А в четверг я тебя провожала...
Эх, да в пятницу не прядут, не мотают,
Во субботу всех померших поминают...
Так-то, миленький мой, ласковый Емелька,
Проработала всю эту я недельку!
一週間
わたしは日曜日に市場にでかけて
糸紡ぎ棒と麻を買ってきたわ
月曜日にはお風呂をたいて 火曜日にはお風呂に入った
愛するあなた、いつも水曜日に会って
木曜日にはあなたを見送ったわね
ああ、金曜日はみんな、糸を紡ぐこともなく、糸を巻くこともせず
土曜日は死んだ人たちをみんなで偲ぶの
愛するあなた、愛しいエメリカ、
わたしはこうやって一週間働いて過ごしたわ!
解釈:
1)出稼ぎや徴兵などで夫は週に一度しか村に戻れなかった
2)日曜から木曜まではかつて夫がいたころの生活
(不定形過去動詞なので)
3)(戦争などで?)夫を亡くした女たちは金土は仕事をせず
亡き人を偲ぶ
(現在複数形動詞なので)
ちょっと浅い推測ですがなんとなくいじらしいロシア農村の
女性の生活が見えるような気がしたのですが・・・