ゴロジェツ塗りのもう一つの代表的なデザインは
17-18世紀に最もこの町が栄えた時代の人々の
生活や風習を描いた作品です。
夜のそぞろ歩きや暖かいお部屋の中でのお茶会。
森の中のベンチで若いカップルが会話を楽しんだり
森へキノコ狩りへ行ったり。
今でもロシア人に親しまれている風習が生き生きと描かれています。
|
ボレツカヤ塗り作家のオリガ・ザバイキナさんを訪れた際
「ロシアは変わってしまったわ。
私が娘だった時代は夜ダンス・パーティーの後
皆で一時間でも歩いて帰っても何の危険もなかった。
今はバス一駅歩くのも物騒なのよ」と言ってました。
「夏は白夜で夜中でも明るいですもんね」と私が言ったら
「冬の真っ暗な道を歩いても全然平気だったのよ!」
と言ってたのでちょっとびっくりしたのですが
(治安って言うより、・・・寒いでしょ?)
この飾り絵皿を見て納得!
雪国の人たちの冬の遊び方は東京っ子には刺激的です。
|
|
サモワールを真ん中に据えて
何杯もお茶を飲みながら会話を楽しみます。
これぞロシアン・ティー♪
|
|
森でのひと時はロシア人にとって重要な憩いの時間です。 |