ロシアの年末の迎え方は他の西洋諸国とちょっと違って
「ジェッド・マローズ」という
サンタクロースのようなおじいさんが、
青いコートを着たかわいい孫娘
「ジェッド・マローズ」という
サンタクロースのようなおじいさんが、
青いコートを着たかわいい孫娘
「雪むすめ(スニェグーラチカ)」を連れて登場する
場面をよく見かけると思います。
これは宗教を禁止していたソ連時代に
一年間良い子にしていたソ連の子供たちにも
楽しく冬を過ごせるように年末にプレゼントを贈ろうと、
1930年代に考えられたキャラクターで
どちらもロシアの昔ばなしが元となっています。
「ジェッド・マローズ」の元となった民話の一つ、 「マロースコ」。 極寒の森に動物たちと住む冬の精のお話しです。 |
ロシアの厳しい寒さを現わす精ということで 氷のような青いコートを着ていますね。 「ロシアのサンタは赤いコートじゃないんだ?」と 不思議に思うお客様が多々いらっしゃるのですが、 そんなわけで、ロシアのジェッドマローズは 赤や青の丈長のコートを来て、フェルト長靴をはき、 極寒を連れてくる杖を持ち、三頭立ての馬車に乗って 子供たちにプレゼントを届けています。 |
「雪むすめ(スニェグーラチカ)」は 子供のいないおじいさん、おばあさんの家に来た 美しい娘のお話し。 |
左:エカテリーナ・セロワ「新年のできごと」 右:セルゲイ・ミハルコフ「ヨールカの詩」 冬をテーマにしたソ連時代の復刻版絵本でも ジェッド・マローズは大人気☆ どちらも有名なソ連時代の詩人の作品で 特にセルゲイ・ミハルコフは ロシア国歌の作詞者としても有名ですね! |
新年を迎える準備に大忙しの子供たちや 森の動物たちの様子が生き生きと描かれています♪ |