「ここって、詩人のブロツキーとは違うブロツキーの
お家なんですかね?」とお聞きすると
「ヨシフ・ブロツキーの家博物館は今は閉鎖されていて
アンナ・アフマートワの家博物館に彼のコーナーがあるわよ。
でも、今はたぶん修理中だと思うけど・・・」と。
ロシアを代表する女流詩人、アンナ・アフマートワの家なら、と
せっかくの機会なので行ってみました。
広い中庭にはアフマートワのありし日を偲ぶ
レリーフやモニュメントが。
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この日は夕方から勉強会、というかワークショップがあり
多くの学生さんや親子連れが来てました。
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1920年代から約30年、ここで激動の時代を過ごしました。 |
ここに一緒に暮らしたニコライ・プーニンは
ロシア美術館やレニングラード大学に勤め、
ロモノーソフ陶器工場のコンサルタントも
していたという著名な美術歴史家。
書斎にはプーニン所縁の日本の提灯が飾られています。
いわれを知りたいと思いガイドブックを買ったのですが
ロシア語版が売り切れで英語版を買ってきたので
いまいちよく分からない・・・
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窓からの眺め。
アフマートワもここから外を眺めてインスピレーションを
得ていたのでしょうか。
しっとり雨に濡れたペテルブルグの風景は
人の心になにかざわざわしたものを呼び起こさせます。
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こちらは修理中のヨシフ・ブロツキーの部屋コーナー。
クロークのおばさまに
「残念ね。また来週来なさい」と言われたので
今度ペテルブルグに行く機会があったら
再挑戦してみようと思います。
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