2017年1月15日日曜日

ロシア買付の旅☆ペテルブルグ④アンナ・アフマートワの家博物館

で、「ブロツキーの家博物館」の管理スタッフのおばさまに
「ここって、詩人のブロツキーとは違うブロツキーの
お家なんですかね?」とお聞きすると
「ヨシフ・ブロツキーの家博物館は今は閉鎖されていて
アンナ・アフマートワの家博物館に彼のコーナーがあるわよ。
でも、今はたぶん修理中だと思うけど・・・」と。

ロシアを代表する女流詩人、アンナ・アフマートワの家なら、と
せっかくの機会なので行ってみました。

地図で見ると「歩いて20分くらいかな~」なんて思ったら
結局寄り道も入れて一時間くらいかかっちゃいました。
ペテルブルグって地図だとこじんまり見えるけど
一つ一つの建物が昔の貴族の大邸宅だったりするので
実は歩いてみるとかなり距離があったりするのです。
で、メイン通りのネフスキー大通りをリツェイヌィ通りで曲がり
北上して15分ほど。
通りから博物館のある中庭へ抜ける通路はこんな感じなので
道に迷うことはありません。

広い中庭にはアフマートワのありし日を偲ぶ
レリーフやモニュメントが。

この日は夕方から勉強会、というかワークショップがあり
多くの学生さんや親子連れが来てました。

1920年代から約30年、ここで激動の時代を過ごしました。

ここに一緒に暮らしたニコライ・プーニンは
ロシア美術館やレニングラード大学に勤め、
ロモノーソフ陶器工場のコンサルタントも
していたという著名な美術歴史家。
書斎にはプーニン所縁の日本の提灯が飾られています。
いわれを知りたいと思いガイドブックを買ったのですが
ロシア語版が売り切れで英語版を買ってきたので
いまいちよく分からない・・・




窓からの眺め。
アフマートワもここから外を眺めてインスピレーションを
得ていたのでしょうか
しっとり雨に濡れたペテルブルグの風景は
人の心になにかざわざわしたものを呼び起こさせます。

こちらは修理中のヨシフ・ブロツキーの部屋コーナー。
クロークのおばさまに
「残念ね。また来週来なさい」と言われたので
今度ペテルブルグに行く機会があったら
再挑戦してみようと思います。