2024年6月27日木曜日

ロシア買付けの旅④モスクワへ~

今回はカタール航空を利用して
成田=ドーハ=モスクワ(シェレメチエヴォ空港)
という旅程でした。

行きは飛行ルート情報がずっと調子悪かったので
写真に残せずいきなり帰国便の画面ですみません。
モスクワを離陸すると東南方面へ、
ボルガ川を下ってカスピ海に出て南下する、
というルートです。

ドーハから日本に向けてはこんな感じ。
往路も同様のルートでした。
それにしてもインド北部のあたりですかね、
むちゃくちゃ揺れました~。

機内食は成田便のためか
ちょい和風なメニューでとっても美味しかったです。

着陸前の朝食。
ペットボトルでお水がいただけると
トランジット空港で水分補給用に持ち帰れるので
ありがたい!

ドーハの空港は
トランジットエリアを抜けるといきなり「森」。
水の流れる音もして気持ちい良いです!

到着階から一階に降りると
ベンチやごろんと寝っ転がれるスペースがあり
お家のない人たちの集まる公園のような状態(笑)
もちろん、治安が悪い雰囲気は全くないので
キャンプ場みたいな感じ、です。

往路はモスクワ行きの搭乗口が
到着ターミナルと同じ場所だったので
4時間のトランジット時間を過ごすベンチを確保して
広い空港内を散策してみました。

めちゃくちゃ広い!
ターミナルとターミナルは室内で繋がっていて
動く歩道やメトロも整備されています。
空港内には世界的アーティストの作品が
あちこちに展示されているので
固まった腰や肩をほぐしがてら
ぷらぷら散歩するのも楽しかったです。





で、いきなりですがモスクワ到着!
空港と中心地をつなぐアエロエクスプレスは
全車両2階建てになっています。
去年はブヌコヴォ空港発着だったので
シェレメチエヴォ空港は二年ぶり。
それにしてもモスクワの交通網が益々伸びたせいか
路線が複雑化しててびっくり!
もし久しぶりにモスクワに行くご予定の方がいたら
気を付けて下さいね。

シェレメチエヴォ空港は現在、国内外便とも
メインターミナルに「C」を使用しています。

国外発着便は限られていますが
それでもこのボリュームのチェックインカウンター。


ターミナル「C」はソ連アバンギャルドをテーマに
格納庫をイメージした内装になっているので
無骨ながらどこか近未来的で
むちゃくちゃ旅情が掻き立てられます。


アエロフロート機を見ると懐かしい気持ちになる人
一定数いる説。

ドーハ行きの搭乗口前待ち合いスペース。
シェレメチエヴォ空港は
ロシアの国民的詩人プーシキンの名を冠しています。

モスクワ→ドーハ機内で軽食タイム。


インドのメーカー製のスナック菓子なんですが、
まんま「柿の種」じゃないですか!
なんておしゃれなパッケージなんでしょう。

ここからは昨年、2023年の4月に買い付けに行った
羽田=イスタンブール=モスクワ(ブヌコヴォ空港)
の様子をちょこっとだけ。
ターキッシュ航空は中国内陸部を飛んでいくんですね。

そんでもってイスタンブール=モスクワは
黒海、ウクライナ上空を迂回してヨーロッパ部へ。

ターキッシュ航空の機内食は
特にパンが焼きたてみたいに
外はパリッと、中はもっちり、香りもよく
乗務員さんがトングで一人ひとりに取り分けてくれる
ちょっとしたサービスがうれしかったです。
あと、フルーツとチーズが美味しかった~!

イスタンブールのトランジットは
液体の持ち込みが厳禁とのことで
機内で出たこんなミネラルウォーターもNG。
国によってルールがまちまちなので
トラブルにならないように気をつけないとですね。


2024年6月22日土曜日

ロシア買付けの旅③モスクワ、いろいろ

4月のモスクワの街で見かけた
ちょっと気になるあれこれをご紹介しますね。

何年か前に行ったことがあった
グム百貨店近くのお土産物屋さんに寄ってみようと
赤の広場を眺めながらテクテク。
5月9日の「戦勝記念日」パレードに向けて
着々と準備が進められていました。

広場は警備のため柵で囲われていて
中に入るには一か所のゲートで荷物検査を受けた上
自由に写真撮影などすることができます。

地下鉄「ルビヤンカ」駅の地上入口に
路線図の看板があったのでパチリ。
これ、しばらくモスクワを訪れていない人は
びっくりすると思いますが
モスクワはますます「成長」していますよ!

トヴェリスカヤ通りのカフェでお友達にご馳走になって
酔い覚ましに通りをプラプラ。
こちらはチャイコフスキー記念コンサートホール。

向かいの広場に立つ「マヤコフスキー像」。
ここは数年前にめちゃくちゃ綺麗に整備されて
名物のブランコは大人も子供も、
カップルもお一人さま中年男性もが楽しむ
市民の憩いの場として親しまれています。

さらにテクテク歩いてプーシキンにご挨拶。

ロシア民芸展示会「火の鳥」に行くため
エクスポセンターという展示場へ。
ここは超高層ビルが立ち並ぶビジネスの中心地で
こーんな近未来的な風景が拝めます。
いまだにロシアを語る時に
「ソ連」と混同するお歴々や
時間軸もソ連のままの方々が散見されますが
とりあえず一度現在のロシアを見てみて?と
言う時のイメージそのもの。
ロシア人にとっても自慢の光景です。

そんでもって、
モスクワの交通網の急速な発展の弊害で
こんな風に駅が統合されたり
駅名が変わったりしてむちゃくちゃ混乱しました!

そんな訳で、
もし迷子になったら良い子はここで待っててね。
「君を助けてくれるのは警察か駅員さん、
知らない人について行っちゃダメだよ!」


あと、昨年まではなかった現象として
少額の紙幣がたくさん出回っていました。

お土産店でお釣りをもらった時に
「へ?どうしたの?5ルーブル紙幣って…」と言うと
「最近また出回ってるのよ~」と。
硬貨に使用するメタル素材が不足してるのかな、と
個人的には邪推してます。


2024年6月20日木曜日

ロシア買い付けの旅2024②モスクワの街かどより

時間もお金もコロナ禍前のように余裕がなく
以前のように「モスクワともう一都市」を
めぐることができなくなってますので
なんとなく同じような写真しか撮れなくて。

とはいえ、買い付けに行く道すがらや
土日に少しゆったりと買い物に出かけた時などに
「へー、こんなところにこんなものが!」
という発見もありましたので、ちょこっとご紹介します。

常宿がある駅周辺を地図チェックして
「時間があれば行こうリスト」を巡るのも
楽しみの一つ。
日曜日の朝、思いのほか体力が残ってたので
見つけておいたお店に行ってみようと歩いていると
「ワシリー・カンジンスキー」の文字を発見。
1915年から1921年まで、このアパートの一部屋に
カンジンスキーが住んでいたそう。

ちょっと雰囲気のある建物でしょ?

見つけておいたお店でお目当ての物はゲットできず
さらに日曜日の朝のお散歩。
この辺りは作家トルストイが住んでいた所なので
公園には緑の中まどろむ先生が。

大通りの向こうにはロシア外務省の
スターリン様式のりっぱな建物が望めます。

こちらはモスクワ市民の憩いの場
「チースティエ・プルディ」。
マトリョーシカ作家さんに会うため
ちょっと早めに着いて公園のベンチでまったり。

そのマトリョーシカ作家さんが
わが町の自慢、と案内して下さったのがこちら!
たくさんの動物たちのレリーフで装飾された
1908-09年に建てられた建物。
ビクトル・ヴァスネツォフと関わりの深い
セルゲイ・ヴァシコフによるファサードが有名です。

「けものたちの家」と親しみを込めて呼ばれています。
写真で見ると伝わりづらいかもしれませんが
間近でみるとものすごい迫力です!

「チースティエ・プルディ」駅の前には
帝政ロシアの作家、グリボエードフの像。
その人となりをあまり知らなかったので
ウィキってみたところ
めちゃくちゃ波乱万丈な人生じゃないですか・・・

モスクワの街中ではますます
レンタル自転車とキックボードが広がってます。
日本のウーバー的な「ヤンデックス・イート」の
配達員さん達も利用してたりして
若者達がスイスイ~とモスクワの街を行くのを
あちこちで見かけました。


食料の買い出しに近くのスーパーに行く途中、
「ミハイル・ブルーベリは
ここに住んでいた1900年に
有名な『白鳥のお姫様』を描いた」という
英語のプレートを踏んづけてびっくり(゚д゚)!

この手前の建物のことのようですが
特に博物館にもなっていないので
どういうことなのか謎は深まるばかり・・・

あちこちで「5月9日」のパレードに向けて
準備が進んでいました