2017年1月21日土曜日

ロシア買付の旅☆モスクワ~観劇

今回の出張でも観劇を楽しんできましたよ~♪

今回はモスクワの中心地、
チャイコフスキー音楽ホール横、アクアリウム公園内の
「モスソビエト劇場」に行ってきました。

1922年に活動家セルギエフ・プロコフィエフの主導により
レオニード・アンドレーエフ作「サーバ」が上演され、
大きな評判を呼びます。
この時、ある団員がモスクワ労働組合文化部の支援を受け
参加していたことが注目され、幹部会から承認を受け
1923年、正式に「モスクワ県労働組合劇団」として創立。
最初は団員9人の劇場を持たない小さな劇団でしたが
1924年にはエルミタージュ公園内の劇場に居を構え
多くの才能ある俳優や監督を輩出しました。
1959年には現在の場所に新しく専用劇場が用意され、
伝統ある劇団の歴史を今に受け継いでいます。

モスクワの中心地でありながら
公園内にあるのでとっても落ち着いた雰囲気!

広々としたホワイエ。
夏場は大きなガラス窓からお庭を望むことができ
この劇場の名物となっています。
モスクワで観劇すると毎回感激(←!)するのが
本当に多くの若い人が演劇を楽しんでいること!
カップルや学生のグループ、親子連れなど、
思春期の中、高校生くらいの年の子を沢山見かけるのです。
クロークでは男の子はちゃんと女の子をエスコートして
見ているだけでなんだか幸せな気持ちになるんですよね~。

廊下には歴代の役者たちのポートレートや
上演作品が飾られています。


これこれ(笑)
公演前のちょっとした贅沢な時間です♪


今回観たのは、コレ!「ピーピーピー」ではありません。
「エル・エル・エル」、ロジオン・ロマーノビチ・ラスコーリニコフ、
そう、ドストエフスキーの「罪と罰」の主人公の名前です。
脚本自体は奇をてらうことなく
ストーリーと登場人物たちの心情が丁寧に描かれていて
とても見やすい舞台でした。
見どころは舞台装置!
とっても凝った作りで難しい作品の場面展開も
すんなりと入ってきました。

アクアリウム公園を出た先には
ペキン・ホテルの美しいイルミネーションが。
キーンと冷えた雪のモスクワの空気がほほに気持ち良いです。