2018年12月28日金曜日

みなさま、良いお年を☆

たくさんの方々のご協力や助けを頂きながら、
そして多くの方々のご愛顧によって
おかげさまで今年9月に10周年を迎えることができました。
この年月をかみしめて、感謝、感謝の一年でした。
「とりあえず3年がんばろう」との思いで始めましたが
少しずつ、少しずつ、仕入れ先との交流を深めて行くうち
それまでの会社勤め人としての経験とは違って
とても個人的な関係が広がっていくうちに
ますますロシア人やロシアの魅力にはまっていきました。
雑貨や民芸品を通して
少しでもそのおすそ分けができていればと願っております。
10年の間に出会った方々の中には、疎遠になった方々、
ますます深く、信頼関係がつながる方々などいて
振り返って一つの区切りを感じる年だった気がします。
それでは、11年目も気持ちを新たに
ロシアの魅力をお伝えできるようがんばりますので
どうぞよろしくお願いいたします!

今年仕入れたニューイヤーカードの中でも
店主もとっても気に入っている一枚を
みなさまに贈ります~♪

モミの木に灯がともり
奇跡のような新しい年が始まる
12カ月の間に次々と
すべての願いや心に秘めたことが叶いますように!

2018年12月27日木曜日

秋の買付の旅~トヴェリ

チェドックザッカストア浅草さんにて開催された
『ロシアのクリスマス』にたくさんの方にお越しいただき
また、多くの方が楽しんでくださったとのこと、
本当にありがとうございました!
昨日搬出に行ってきましたが
アレも無くなってる~、コレも無くなってる~、と
さくっと荷造りを終えることができました。
私自身もこんなに”クリスマスっぽいもの”を意識して
ロシア雑貨を眺めたことがなかったので
仕入れから、搬入から、お客様の反応から、
全部が全部、楽しいイベントになりました♪
おかげさまで来年もこの時期にイベントができそうなので
パワーアップできるようにがんばりますね~。

さて、秋の買付けではペテルブルグともうひとつ、
トヴェリという町に行ってきました。
二度目の訪問という事と、
今回は利便性を取って駅前の「ツーリスト」という、
何というか、えっと・・・(笑)
古くっさいホテルに泊まりまして。
まるでソ連?え?まだこんなホテルあるの?
ってくらいな・・・
ペテルブルグで歩き回ったせいかどっと疲れちゃって
トヴェリでは予約しておいた工房へ行く以外は
ほとんど部屋で荷造りしたり、窓から駅前の風景を
ぼけーっと眺めたり。
夕食もホテルに付属するウクライナ料理店で取ったので
もう、ほんと、ひきこもり(笑)

今回の国内移動は全部サプサン号で。
モスクワ→ペテルブルグ、
ペテルブルグ→トヴェリ、トヴェリ→モスクワ。
時間帯によってはペテルブルグの空港から市内への
タクシー代よりも安かったりしてびっくりです。

今回、特にペテルブルグで多かったのが
「現金のおつりがない問題」。
いつの間にかロシアでもキャッシュレスが進んで
ホント困ります。
サプサン号の中でも紅茶一杯飲みたかっただけなのに
おつりがないって言うのでスニッカーズを食べることに。
久しぶりに食べたけど、甘い!甘すぎる!!

で、こちらがトヴェリで宿泊したツーリストホテル。
伝わりますかね、この床の感じ・・・(笑)
懐かしいというか、なんというか。

このエレベーターホールの感じ!
プーシキン大学に短期留学した時の
学生寮を思い出しましたよ~。

ね?分かる人には分かる・・・、ハズ(笑)


ホテル予約サイトなどでもまったく評判の良くない
このホテルをわざわざ選んだのは
実は前回、駅前から中心地のホテルまで
タクシーを使ったのですが、例によってボラれまして。
今回はタクシーを拾いたくなかったんです。
ただ、このホテル、悪いとこばかりではありません。
ソ連風なわりにレセプションの女の子がとても感じよく
入り口の警備のおじさんもフレンドリー。
あと、なんと言っても窓からの眺めが最高でした。
駅前なので朝から夜まで一日中騒がしいんですけど、
都会っ子の私は静かすぎると眠れないので
夜中に聞こえる汽笛とか、信号音とかが心地よかったです。


あとは、地下にウクライナ料理店が入ってて
ランチやディナー、
朝はコンチネンタルの食事を提供してくれます。

ウクライナの生ビールとキエフカツレツを。

二杯目のビールには本場のボルシチ☆

2018年12月25日火曜日

秋の買付の旅~ペテルブルグ②「宇宙飛行士とロケット技術博物館」

ロシアのクリスマス
日にち:2018年12月4日(火)~ 25日(火)
場所:チェドックザッカストア浅草
都営浅草線「浅草駅」A1出口より徒歩1分
(「駒形どぜう」さん横の小道を入った奥にあります)
☆☆✿✿ 本日までです ✿✿☆☆

今回、1991年に短期留学をしたときに友人と渡った島へ
ひさーしぶりに行ってみました。

ペトロパブロフスク要塞はペテルブルグ発祥の地。
この芝生のあたりで友人と日向ぼっこした写真が
残ってるんです。なつかしいわ~♪

今回の目的はこちら!「宇宙飛行士とロケット技術博物館」。
現在の博物館の場所に1932-33年に気体力学研究所がおかれ、
国内初のロケットエンジン開発が行われたとのこと。
ペテルブルグではあまり宇宙っぽい見どころは無いと
思っていたので興味津々♪

とはいえ、宇宙のロマンを感じるような展示は少なく
機械的なコレクションばかり。
子供連れのパパとか、カップル、老夫婦もいたのですが
意外とみんな食い入るように見入っています。
理系な方々ばっかりだったのかな・・・
私にはさっぱり~、でした(笑)




それもそのはず、
ペテルブルグの研究者、エンジニア、設計士に向けた
技術向上、発展のための展示館なのだそう。

宇宙博物館はペトロパブロフスク要塞の
メイン城壁の外側にあります。
せっかくなので要塞の中も入ってみました。
ここ、”アレ”なんで、
怖いからあまり近づきたくなかったんですよね(笑)

お天気も良く、
公園としても整備されてとっても良い感じ♪
主に中国人の観光客もわらわらいたので
ぜんぜん怖くなかったです~。

最近店主が熱中して観ている
この要塞というか、教会というか、監獄というか・・・
よく出てきますね!

離島の向こう岸にはエルミタージュ宮殿が見えます。
ペテルブルグはホント、絵になるわ~☆

ロシア人が大好きな「黄金の秋」最後の日々。
さむーい冬が来る前に、
たくさんのペテっ子たちが夜遅くまでお散歩してました。

2018年12月24日月曜日

秋の買付の旅~ペテルブルグ①「ロシア政治史博物館」

ロシアのクリスマス
日にち:2018年12月4日(火)~ 25日(火)
場所:チェドックザッカストア浅草
都営浅草線「浅草駅」A1出口より徒歩1分
(「駒形どぜう」さん横の小道を入った奥にあります)
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今回訪れたのはいずれも一度は行ったことのある街なので
ちょっと緊張感のうすーい旅となりました。
なのでさくさくっとご紹介しようと思います~。

まずは春に続いて珍しく連続してペテルブルグへ。
マトリョーシカ作家さんたちとの再会のためですが、
ロシアで色々な意味で話題となった
マチルダ~禁断の恋」という映画が日本でも公開され、
彼女のペテルブルグでの邸宅が博物館になっているというので
行ってみたいな、と思ったからです。

「ロシア政治史博物館」
1904-06年にマチルダ・クシェンスカヤ邸として建設。
最後の皇帝ニコライ二世の皇太子時代の恋人といわれ
ペテルブルグで多くの資産を蓄えた伝説のバレリーナの私邸。
1917年、二月革命前に邸宅を離れ国内、その後国外へ逃亡し
二度とこの家に戻ることはなかった。
その後ロシア社会民主労働党ペテルブルグ委員会が置かれ
亡命先から帰国したレーニンもここで働き、
バルコニーから民衆たちに向けて演説をしたのは有名。
1957年、隣接する旧ワシリー・ブラント邸と共に
増築と改築をして「十月社会主義革命博物館」を開館、
ソ連崩壊の1991年に現名称となりました。
*「クシェンスカヤ邸」「ブラント邸」「ロシア政治史博物館」
のWikipedia(ロシア語版)を参照しました。

ペテルブルグの激動の時代を見てきた建物が
残されているのもロシアのすごいとこです。

まずはロマノフ王朝最後の日々に関するコレクション。

マチルダ・クシェシンスカヤ邸玄関。
彼女自身は商人や貴族というわけではないので
意外とこじんまりと落ち着いたインテリアでステキ☆


映画「マチルダ~禁断の恋」にも出てくる
バレエレッスン用の広々したホール。
目の前は公園で季節の移り変わりも感じられそう。
幸せな日々にはゆったりと過ごしたのでしょうね・・・

革命前期の生き生きとした姿が感じられる展示ホール。

で、後ろを振り向くとこんな肖像画が(!)

で、こちらはスターリンの書斎を再現したコーナー。

いろいろな指導者の生声を聴くことができます。
私が思っていたよりスターリンの声が高くて
なんか、かわいくてびっくり!
私の中では岡田真澄さんの声がスターリンの声だと
思っていたような気がする・・・(笑)

戦後、冷戦時代のいろいろコレクション。





この博物館の一番の見どころ!
10月革命を成功させるべくレーニンが案を練った
書斎が再現されています。

このバルコニーから
レーニンは民衆に向けて呼びかけました。

こんな感じで熱弁をふるったのでしょうね。
当時の熱気と時代を動かすエネルギーを感じます。

外から見るとこんな感じ。
街を代表する観光名所ペトロパブロフスク要塞への
通り道のわりにひっそりとしていて、
のんびり、ゆっくりと見学することができました。

2018年12月22日土曜日

秋の買付の旅~あちこちでごちそう☆

今回の旅もあちこちでお呼ばれしました♪

エレーナ・ウバロワさんのおもてなしテーブル。
色々野菜のホットサラダとポテトのスメタナとキノコグリル。
味付けはさっぱりと塩のみで、
ビーツとリンゴのすりおろしで作った自家製ソースを
お好みでからめながらいただきます☆

マリア・ドミトリエワさん宅にて。
しっとり焼き上げたサケとジャガイモ。
各自塩コショウしたり、スメタナやバターを足したり。
クリミアのシェリー酒によく合います~☆

バレンチーナ・ダロフェエワさん宅にて。
今回のロシア料理教室はスィルニキ。
他ではあまり見ないであろう出来上がりですが
その秘密については後ほど・・・

パルクを始めたころからお世話になっている方のお宅へ
今回初めておじゃましました!
これがまた、すっごいお宅でして・・・
こちらも後ほどご紹介しますね。
で、立ち寄った自然食品スーパーで買って下さった
スイーツがおいしくって、ビックリ!
ばくばく食べてたら「私の分も食べなさい」と
まったく遠慮なく二人前いただいちゃいました(笑)
日本にも何度も来日している紳士で、
日本語も取り混ぜての会話がとっても楽しかったです☆

こちらはアンナ・リャボワさんのお母さま特製、
リンゴのケーキ、シャルロートカ。
しっとり焼き上げ、酸味と甘みのバランスが絶妙です☆
アンナさんお手製、サンザシのホットティーと共に。

ちょっと番外編で、ご馳走する立場に。
20年来の仲間と一緒にパルク10周年を記念して
グルジア料理店でお祝いしました☆

レストランのハウスワインでカンパーイ☆
グルジアではワインをこんな感じのお茶碗で
いただくそうで。
口が広いので香りが広がる、広がる(笑)

チーズと野菜の盛り合わせ☆
それぞれ違う種類のチーズですっごく美味しかったです!

石に乗ってるのは5種のナスとクルミの前菜。
仲間の若い女の子に「石は食べちゃダメだよ」と
いかにもおっさんくさいジョークを言ったら
むちゃくちゃウケた(笑)