2015年12月27日日曜日

今年もお世話になりました☆

今年は振り返ってみるとたくさんの出会いがあった
年だったな~と感じています。
実を言いますと今年はここ数年で一番ヒドイ売り上げとなり
うまくいかないことだらけだったのですが
あんな事したいな、こんな事もできるかな?と
今後につながるような人や機会に恵まれた一年でした。
何かの形でみなさまにご紹介できるといいな~、と
いろいろと目論んでおります(笑)

2016年もロシアの面白いもの、かわいいものを
がんばって紹介していきますので
どうぞご愛顧のほどよろしくお願いいたします!

お店は12月28日(月)より1月4日(月)までお休みを頂ます。
1月5日(火)は11:00から17:00の短縮営業、
1月6日(水)より通常営業となります。

一年の感謝の気持ちを込めてキーロフの郵便局で見つけた
不思議な雰囲気のジェッド・マローズのニューイヤーカードを
みなさまにお贈りしたいと思います。

『新しい年が実り多い素晴らしい年になりますように!』



2015年12月24日木曜日

ロシア買付けの旅☆キーロフ~空港

キーロフの空の玄関口は中心地から22kmにある
ポベジーロヴォ空港。
格安航空会社を利用したので出発が早朝だったのと
「乗り遅れても知りませんよっ!」感が怖かったので
まだ真っ暗なうちにタクシーを予約して
2時間以上前に空港に着くようにしました。
前日支度を整えて、寝て、4時間後に起きてみると
なんとこんなに雪が積もってました!恐ロシア~!
滞在中はずっと良いお天気でまさに黄金の秋。
そして最後にロシアらしい真っ白な雪景色。
タクシーの運転手さんが
「ロシアの良いところ両方見れてよかったね!」ですって。

窓を開けてびっくり!

ホテルの外に出て、またまたびっくり!

空港に着くころにやっと明るくなってきました。

チェックインを済ませて搭乗時間まで2時間ほどあるので
ベンチに座って本を読んでました。
ふと目を上げると・・・(笑)

空港の飛行場側です。
なんともソ連感が漂うレリーフですね。


ちょっとおまけ。ビャトカ川です。
ホテルから10分ほど歩くと川沿いの遊歩道入口があります。
結婚式のカップルや青春真っ盛りな学生たち、
小学生の体操クラスなど
市民の生活が垣間見える素敵な遊歩道でした。
こちらが今回利用したポベーダ航空。
LCCということでドリンクも軽食も出ないので
CAさんたちがなんとなくまったりしていて
なかなか乗り心地良かったです。

ロシア買付けの旅☆キーロフ~『3月8日』リネン工房

ロシアではかつて麻や綿の栽培が盛んで
各地で身の回りの生活用品を生産していましたが
中でも特に刺しゅうやレース編み、
聖職者の身につけるものに施す金刺繍が発達した地域は
ソ連時代に工場化され伝統が現代に受け継がれています。
キーロフにもそんな伝統を残そうとがんばっている
リネン製品工房があります。
公式ホームページを見ると今年創業79年。
今のところモスクワなどのお土産店で製品を
見かけることはありませんが
国内中のロシア伝統工芸展などに参加することで
評判や認知度が上がってきてるようです。

キーロフに行くと決めてから色々と現地の工芸品を調べ
この工房にも行く前に直接予約を入れておきました。
注文しておいた製品を受け取って帰ろうとすると
社長の奥様が大変な日本びいきの方で
私の訪問をとっても喜んで待っていてくれました。
20代の青春時代にモスクワの大学で日本人学生と交流があり
とてもよい思い出になっているのだとか。
見せてくれた一冊のフォトブックは
キキ・ララとか、パティー&ジミーとか(知ってる?)
私が小学生の頃に好きだったサンリオのキャラクターで飾られ
とってもカワイイんです!
そんなご縁でまったく期待していなかった工場見学も
させてもらうことができました。

「これは私たちの宝なの」と取り出したデザインシート。

刺しゅうする生地の上にシートを乗せ
四隅に重しを置き、炭でトレースしてデザインを写します。

そのデザインに沿って一つ一つ手作業でミシン掛けします。

一部のワッペンなどの製品には
コンピューター制御の自動ミシンを導入しています。
なんと、日本製!信頼度が抜群です。

手作業でミシンをかけた刺しゅう入りエプロンたち。

アルハンゲリスクの工房ともまた違ったデザインです。

こういった細かなデザインでは自動ミシンを使用しています。
奥様のマリーナさんがごちそうしてくれた生イワン・チャイ!
私が感激していると後でホテルにお土産用に届けてくれました。
しっかり乾燥かけたものよりフレッシュでさわやかなんです♪

ロシア買付けの旅☆キーロフ~バスネツォフ展

買付け記、このままでは年内に終えるのは無理そう・・・
とりあえずキーロフでのお話しだけでも書ききりたいと思います!

キーロフの美術博物館は地元出身の画家、
ビクトルとアポリナリー・バスネツォフ兄弟の名前が
付いています。
地元ゆかりのアーティストの絵画作品を中心に
特にディムコボ土人形の古いもの、近代のものが
たくさん展示されています。
そして、今年は絵本の挿絵で世界的にも有名な
ユーリー・バスネツォフの生誕115年ということで
娘のエリザベータの作品とともに
大規模な記念展示会が開かれていました。


入口にはバスネツォフ兄弟の像が。

ユーリーとエリザベータ『お話しの世界』展ポスター。

「おだんごぱん」のオリジナル・リトグラフ。



油彩の原画も!
ウサギさんが写真館でポートレートを撮影してもらっている、
という設定とのこと。発想がかわいい!

まずは鉛筆画で、その後色付け。
綿密な下書きを重ねて
あのすばらしい挿絵ができていたのですね~。








こちらは娘のエリザベータのリトグラフ作品。


とにかく見ごたえのある展示でした!




2015年12月23日水曜日

パルクは9月で7周年でした☆

昨晩はすっかりロシア話で盛り上がりウオッカが進む進む・・・
今日は案の定、激二日酔い。
せっかくご来店いただいたお客様方には
むっつりした態度で大変失礼いたしました。
店主は一日中吐き気と戦っていたのでお許しください。

そんな中、パルク開店当初の一番大変だった時に
お店を手伝ってくれたロシア語学院の同級生が
久しぶりにお店に顔を出してくれました。
今年二人目の子どもも生まれすっかりママさんの顔に。
いや~、歳を取るはずです。
飲み過ぎには気を付けよう。。。


2015年12月22日火曜日

『クリスマスなんて大キライ?』@西小山

9月に伊勢丹松戸店に出店した際のナカマ、
ラブディエンさんが西小山のギャラリーParque(パルケ)で
楽しそうなイベントを開催しているということで
お出かけしてきました。

クリスマスなんて大キライ?
日にち:12月26日(土)まで
場所:西小山Parque(東急目黒線「西小山」駅より徒歩5分くらい)

静かな住宅地にあるこじんまりしたギャラリーに
世界中から厳選した大人かわいいラブディエンさんの
雑貨たちが並びます。
各国の取引先の人たちから聞いた
それぞれの「クリスマスの過ごし方」を紹介するパネルは
宗教に無頓着な日本人にはちょっとドキッとするコメントも。
2Fはカフェになっているので
まったりした贅沢な時間が過ごせますよ~☆

西小山駅からアーケード商店街を抜けて
住宅街の中にちょこんとたたずんでいます。



ロシアのクリスマス紹介パネルもありますよ♪

1Fにもフリードリンクサービスがあります。
ラブディエン店主さんから雑貨のお話しを聞きながら
ゆっくりお気に入りを見つけましょう!

なんと、偶然にも同じく松戸出店ナカマの
クリコ店主さんとお会いすることができました!
クリコさんのブログにも素敵な写真と共に
紹介記事があるのでこちもご一読くださいね~☆

2015年12月19日土曜日

ロシア買付けの旅☆キーロフ~ツィオルコフスキー博物館

コンスタンチン・ツィオルコフスキーは
1857年リャザン州イジェフスコエ村に生まれ
子供のころに猩紅熱にかかり聴力のほとんどを無くしたが
独学と豊かな発想力で現代ロケット工学の基礎的理論を築き
「宇宙開発の父」と呼ばれています。
近年、空想小説の中のものと思われていた宇宙エレベーターが
日本の技術で条件を満たす素材が開発されたことで
実用化に現実味を帯びてきたと耳にする機会が増えましたね。
そのアイデアを発表したのもツィオルコフスキーで
「宇宙旅行の父」とも呼ばれています。

ツィオルコフスキーがキーロフで少年、青年期を過ごした家が
博物館になっているので見学してきました!
現在、大規模な増築をしていて一年後の完成時には
キーロフ州出身の宇宙飛行士ビクトル・サビヌィフから寄贈された
たくさんの貴重な資料を元に
子どもたちが宇宙を体験できるような大規模な施設に
生まれ変わるそうです。

閉館後に撮った写真で暗くてスミマセン。
まるで廃墟のようですね・・・
右の古い建物がツィオルコフスキー氏が住んでいた家です。

入口の看板がなければ営業中とは分からないかも!
実際、ホテルのスタッフやタクシーの運転手さんに
「残念だけど、今あの博物館は営業してないよ・・・」
と言われました。

ホテルから歩いて5分ほどなので
ダメもとで行ってみるとちゃんと営業していました。
こちらは書斎。

そして家族のリビング。
住居の復元スペースはこじんまりした一部屋分。

他のスペースにはソ連宇宙開発に関する
資料や記事など。
もちろん、ユーリー・ガガーリンの資料や、

テレシコワの資料。

地元、キーロフ州出身の宇宙飛行士
ビクトル・サビヌィフの資料など。

正直、宇宙関連の資料については
春にモスクワの宇宙博物館を見学しているので
物足りなさはいなめませんが
実際に使用された宇宙服や機器が
こんなに間近で見れるのは地方の博物館ならでは。




閉館間際だったのでムスッとしたスタッフが
各部屋の電気を付けたり消したりしながら
ずっと付きっきりでびくびくしていたのですが
途中で日本人と分かると
「今、宇宙ステーションに日本人もいるのよ!」と
ノリノリで案内し始めてくれました。
ロシアを旅行すると日本人で良かった、と思う瞬間が
多々あるのです。
「これ面白いからとにかく乗りなさい!ほら、写真撮りなさい!」

言われるままに記念に写真をパチリ。
店主の重量です。
天王星あたりが理想だな・・・(笑)