マトリョーシカの有名な産地の一つがキーロフ。
キーロフの工房で作られるマトリョーシカは
豪華なロシア美人の顔立ちが観光客にも人気で
特に空港やホテルの売店など
多くの人の目に触れる売り場でよく見かけますね。
ところが意外というか、やっぱりというか
地元の人たちでマトリョーシカを「わが町の伝統工芸品」と
親しむ人にはほとんど会いませんでした。
この町の自慢はなんといってもディムコヴォの土人形。
キーロフの町のビャトカ川を挟んだ対岸に
かつてディムコボという村があり
年中水害に悩まされた土地ながら焼き物にとても良い土が取れ
昔からお皿や食品保存用つぼなどの生活用品や
人形が作られていました。
空港送迎と一日町巡りをお願いしたタクシーの運転手さんが
「昨日ディムコボの人形を作って来たんだ!」と。
工芸品のワークショップは子供向けのものだと思っていたので
「大人も参加できるの?」と聞いたら
「当たり前だろ!ディムコボはおもちゃじゃない、
ロシアを代表する伝統工芸の一つなんだから。」と
怒られちゃいました。
そんなキーロフの人たちのディムコボ土人形愛を
ご紹介しましょう!
工房の一階エントランスホール。
かわいいですね~♪
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観光地にありがちな”あれ”も! |
町の人たちの憩いの広場には ベンチに座れる記念撮影スポットが。 |
「幸せな家族を夢見ながらベンチに座ってごらん。
楽しい人生を願いながらアコーディオンに触れてごらん。
子孫繁栄を望むなら赤ちゃんにそっと触れてごらん。
願いを唱えてみて。
未来は自分自身にかかっているのだから!
大好きなキーロフに贈る 2010年メガフォン」
大手通信会社から町への寄贈ベンチでした。
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ここは地方民芸博物館やチョコレート博物館がある
ちょっとした観光スポット。
チョコをイメージしたディムコボ土人形スタイルの銅像。
ちょうど結婚式のカップルがここで記念撮影しているのを
見かけました!
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