1857年リャザン州イジェフスコエ村に生まれ
子供のころに猩紅熱にかかり聴力のほとんどを無くしたが
独学と豊かな発想力で現代ロケット工学の基礎的理論を築き
「宇宙開発の父」と呼ばれています。
近年、空想小説の中のものと思われていた宇宙エレベーターが
日本の技術で条件を満たす素材が開発されたことで
実用化に現実味を帯びてきたと耳にする機会が増えましたね。
そのアイデアを発表したのもツィオルコフスキーで
「宇宙旅行の父」とも呼ばれています。
ツィオルコフスキーがキーロフで少年、青年期を過ごした家が
博物館になっているので見学してきました!
現在、大規模な増築をしていて一年後の完成時には
キーロフ州出身の宇宙飛行士ビクトル・サビヌィフから寄贈された
たくさんの貴重な資料を元に
子どもたちが宇宙を体験できるような大規模な施設に
生まれ変わるそうです。
閉館後に撮った写真で暗くてスミマセン。
まるで廃墟のようですね・・・
右の古い建物がツィオルコフスキー氏が住んでいた家です。
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入口の看板がなければ営業中とは分からないかも! 実際、ホテルのスタッフやタクシーの運転手さんに 「残念だけど、今あの博物館は営業してないよ・・・」 と言われました。 |
ホテルから歩いて5分ほどなので
ダメもとで行ってみるとちゃんと営業していました。
こちらは書斎。
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そして家族のリビング。
住居の復元スペースはこじんまりした一部屋分。
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他のスペースにはソ連宇宙開発に関する
資料や記事など。
もちろん、ユーリー・ガガーリンの資料や、
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テレシコワの資料。 |
地元、キーロフ州出身の宇宙飛行士
ビクトル・サビヌィフの資料など。
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正直、宇宙関連の資料については
春にモスクワの宇宙博物館を見学しているので
物足りなさはいなめませんが
実際に使用された宇宙服や機器が
こんなに間近で見れるのは地方の博物館ならでは。
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閉館間際だったのでムスッとしたスタッフが
各部屋の電気を付けたり消したりしながら
ずっと付きっきりでびくびくしていたのですが
途中で日本人と分かると
「今、宇宙ステーションに日本人もいるのよ!」と
ノリノリで案内し始めてくれました。
ロシアを旅行すると日本人で良かった、と思う瞬間が
多々あるのです。
「これ面白いからとにかく乗りなさい!ほら、写真撮りなさい!」
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言われるままに記念に写真をパチリ。
店主の重量です。
天王星あたりが理想だな・・・(笑)
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