2012年6月2日土曜日

イーゴリ・リャボフさん

アーニャさんのお兄さん、イーゴリさんも最近マトリョーシカを
描くようになりました。

イーゴリ・リャボフ
もとはロシア正教の聖画イコンを描く絵師で
今でも作品の多くはイコン画や宗教行事にまつわるものを
描いています。
左のオリジナル・タイプは最初のマトリョーシカ
「黒鶏をかかえた農婦」をモチーフにしたシンプルデザイン。
右のタイプは表情にイコン画の技法を用い
特に金彩にはイコン画と同じテンペラ絵の具を使用しています。
正面からの人工的なライトでは気付きませんが
下方から天然の光(ロウソクなど)で照らすと
なんとも言えない神々しい輝きを放ちます。
またイコン画の特徴として、年を経るごとに絵の具がなじみ
100年たってもまるで今描き上げたかのような
発色をするのだそうです。


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