一気に読んじゃんいました~。
私にしてはものすごいスピード!
それくらいぐんぐんと引きつけられて読み切っちゃいました。
『マヤコフスキー事件』 著:小笠原豊樹
出版:河出書房新社
1930年4月14日。
ソ連の革命詩人マヤコフスキーが亡くなる日の
客観的状況と近しい人たちの証言をもとに
この本のストーリーが始まります。
ロシア語タイトル「Случай с Маяковским」と言う通り
作家の最後に起こったことを
淡々と膨大な資料をもとに紐解いていく
ドキュメンタリータッチのこういった本は
事実の羅列で眠たくなってしまうことが多いけど
詩人、作家でもある著者の魅力ある文章によって
(それとマヤコスキーへの愛、かな?)
疾走感のあるドキドキ、ワクワクの一冊でした。
物語がひと段落してほっとしたのもつかの間、
巻末の「年譜ふうの略伝」まで読み応えたっぷりなので
気を抜かずに読み切りましょう♪