2020年12月22日火曜日

ゴロジェツ塗りいろいろ☆

先日、ゴロジェツ塗りの仕入れ元さんから
様子うかがいのメールを頂きました。
で、ちょうど良い機会なので作品に描かれている
鳥たちについて気になっていたことを聞いてみました!

ゴロジェツ塗りにはよく黒や青のシルエットで
馬や鳥が描かれています。
この、「鳥」についてロシア語サイトで調べたところ
最もポピュラーで伝統的なものとしては
キジ、クジャク、ニワトリが描かれ、
他にハト、カッコウ、ハクチョウなどが描かれます。
ニワトリはロシアでも古くから身近な家畜として、
キジとクジャクは東洋のオリエンタリズムに憧れる
ロマン感じるモチーフとして好まれたそうです。
ゴロジェツは中世から歴史の表舞台に登場する町で、
特に19世紀後半にはボルガ川流域貿易によって
多くの富裕商人が集まり隆盛を誇りました。
ゴロジェツ塗りではテーブルを囲んでお茶を楽しみ、
カップルや家族で街歩きをしたり、という
この頃の人々の暮らしや習慣が描かれたデザインや、
権力や富を象徴する馬や、
当時のロシアでは珍しく貴重なキジやクジャクの柄が
裕福な商人たちに人気のモチーフでした。

で、この「鳥」が何の鳥なのかな~、と
常々お客さまと議論の的になっていたんです。
とさかがあるからニワトリかな、と思いきや、
こたえは『キジ』だそうです。
キジは日本の国鳥でもあるので
なんだか急にありがたいものに見えてきました!




というわけで、こちらはキジを描いた小物入れ!

こちらはニワトリさんです~!

深さがあるのでティーバッグなど入れてみても。

黒のシルエットはニワトリ、青のシルエットはキジ。
しっかりフタの閉まる小物入れです。

デフォルメして描かれたバラやスイレンのお花が
とっても華やかです☆

菓子入れボウル。

小ぶりに見えますがけっこう深さがあるので
マツヤさんのロシアチョコレートも
たくさん乗せることができますよ。

小屋のような形がかわいい
そのまま飾ってもステキな花柄の小物入れ♪

深さのある樽型の小物入れ。

フタが握りやすいので意外と開けやすいタイプ。