コメディーだとつたない私のロシア語力では
会場中が笑っている時に一人だけ笑えないと恥ずかしいので
”ドストエフスキー”を選んだんです。
ところが・・・
主役の公爵を演じる名優ウラジーミル・エトゥシは
歩くだけで、立ってるだけで笑いがこみあげてくるし、
ストーリーを盛り上げるマリア・モスカリョワ演じる
マリア・アロノワときたら、貫禄の風貌がすでに笑えます。
ドストエフスキー原作で笑ってはいけないと
必死で笑いをこらえていたのですが
登場人物を確認しようとパンフレットを見たら
「二幕物コメディー」と書いてあるではないですか!
それからは思い切り笑うところは笑い、
しっとりするところは演技に集中してお芝居を楽しみました。
日本では最近お芝居や映画に行く機会がないので
ロシアでこんなチャンスに恵まれてとってもうれしいです♪
ウラジーミル・エトゥシは1922年モスクワ生まれの
舞台や映画で活躍する名優。
ちょっとボケが入ったおじいちゃんの役だったのですが
なんと御歳91歳!
写真左から二番目のマリア・アロノワは
映画やテレビでも活躍中の実力派女優。
この貫録で私より一カ月年下とは!
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