2015年8月1日土曜日

ホフロマ塗りとメゼン塗り民芸品☆

ロシアを代表する民芸品と言えば
ホフロマ塗りを上げる方も多いのではないでしょうか。

昨年春にニジニ・ノブゴロド州セミョーノフ町まで出かけて
主に茶葉入れ、塩入れといった様々な形の入れ物を
ホフロマ塗り工房で直接買い付けてきました。
スプーンや小箱、小皿などの小さ目な製品は
これまでもモスクワで仕入れていましたが
製造元の売店ではたくさんの種類が
卸価格で販売されているので目移りしちゃいました!

一見派手はでしく見えますが
ロシアでは一般的に食器として利用されている生活雑貨。
黒地に金彩が映える漆器は
和のテイストに合わせても意外にじゃまに感じませんよ!

メゼン塗りはロシア北方のアルハンゲリスク州を流れる
メゼン川流域のパラシェリエという小さな村で誕生した
デザインです。
この辺りの川岸はほとんど45度もあろうかというほど急で
良質な赤粘土でできています。
この粘土から赤茶色の絵具を作り
市場で売るための糸紡ぎ機を装飾したのが
メゼン塗りの始まりとのこと。

こちらはベレスタ地にメゼン塗りのデザインを装飾した
いろいろな形の入れ物。
ペテルブルグの作家さんの作品です。
容器として作られているので食品保存にも向いています。
湿気の多いこの時期、乾物系をいれてキッチンに置いておけば
台所回りがおしゃれにスッキリします♪