2019年1月11日金曜日

秋の買付の旅~オリガ・ズベレワさん宅へ

窓ガラス拭いて、看板直して、加湿器出して、
やっとお店がすっきりしてきました~!
今度は確定申告の準備に入らないと・・・うう・・・
のんびりしていると時間だけ過ぎて行くので
昨年秋の買付での事を備忘録にどんどん書いて行きます!
しばらくお付き合いくださいませ。

昨年中にさくっとペテルブルグとトヴェリで出会った
もろもろの事を書きましたので
今日からはモスクワでのことを書いていきます。
まずは、お友だちのおかげでとても素敵な体験を
させていただいたことをご紹介したいと思います。
いや~、この女子会、ホント楽しかった~☆

日帰り遠足のスタートはセルギエフ・ポサードの
郊外行きバス乗り場から。

バスに揺られること40分ほど。
到着地のバス停でズベレワさんが出迎えてくれて
こんな感じの平原や林を20分ほどてくてくと。

村には10件ほどのお家があり、
村の中心のかつて井戸があったところに十字の塔が。
実はこの村、
ズベレワさんのお父さまとお母さまが開拓した土地で
ほとんどが親戚のお家なんだそうです。
住所もない村なので現在、定住している方はいないようですが、
先代たちのせっかくの遺産という事で
みなさんダーチャというか、セカンドハウス的に管理して
ここでの生活を楽しんでいるのだそうです。

ズベレワさんのセカンドハウスに到着~☆

人が住まなくなってがたが来ていた家を
15年ほど前からご主人と一緒に少しづつ手入れして
快適に過ごせるようにリフォーム。

ちょっと写真だと分かりづらいですが、
元は外壁だった丸太を丁寧に加工して内壁にし、
昔の道具や自分の作品をディスプレイ。
さらに外側にバルコニースペースを増築しています。
もーホント、素敵、素敵、素敵~☆

で、丸太のお家の中に入ると
まずは食品貯蔵の納屋スペース。
お家の周りの広大な畑で作った様々な野菜や、
キノコ、ベリー、ハーブなどを保存します。

どこを切り取っても絵になります♪

さらにドアを開けるといよいよ居住スペース。
水道が来ていないので手作りの装置で
水回りを確保しています。
台所のすぐ横のイコンを飾る「聖なる角」には
おばあちゃんの時代からのイコンや聖書が。
このおばあちゃんの聖書がまた、
書き込みなども入ってすっごく読み込んでいて
今でも大切に扱われているのが分かります。
昔はテレビやパソコンどころか電気もないので、
日が暮れるとろうそくの灯のみ。
聖書を読むことが毎晩の唯一の楽しみだったのだそう。

で、台所を背にすると・・・ペチカです~☆

こちらは反対の居間スペース側の壁面。

ちょっと説明しづらいんですけど、
お家の真ん中にレンガ造りのペチカ(かまど)があって、
それぞれ四面は台所、食卓、玄関、居間としての役割に
部屋割りされています。

「ス―プができたわよ~!撮って、撮って~!」
ズベレワさんのおもてなしご馳走の始まりです~☆

火の入ったペチカを見るのは初めてです!
大感動~~~☆
薪をくべたり、煮炊きする壺の位置をまめにずらして
火加減を調整します。

お友だちが、持参したワインにスパイスを加えて
ホットワインを用意してくれました!
まずはキノコとチキンブイヨンのスープに
ズッキーニとスメタナのオーブン焼き、そして黒パン。

ズベレワさんのキノコ型マトリョーシカが、じーっ(笑)

ワインとスープで体を温めたらコレ!
ジャガイモの壺蒸し、キュウリのピクルスにキノコの塩漬け。

このつまみを見たらロシア人ならピン!とくる(らしい)
ウォッカの登場です~☆
ズベレワさんのオリジナルレシピの
スグリを浸けたなんとも芳醇な香りのウォッカ☆

ズベレワさんを紹介してくれた友だちはアーティスト、
もう一人のゲストは友だちのアートスクールの先生。
ということで、ロシアの芸術や民芸について、
自然や教会について、はたまたロシアの年金問題など、
多岐にわたる女子トークで話題が尽きません。

たらふく飲んで、たらふく食べたらお茶の時間です☆
ズベレワさんが摘んだハーブにサモワールから
熱湯を注ぎます。

んで、10分ほど置いてハーブのエキスがでたところに
お湯を足して好みの濃さにします。

お茶の時間にはたくさんのハチミツや自家製ジャム。
会話に疲れたら代わる代わるペチカの上に横になって
他の三人の会話に耳を傾けながらウトウト・・・
いや~、あまりにも贅沢なひとときでした☆

そんなおもてなし心あふれるズベレワさんの作品たちです~☆