2009年5月8日金曜日

ロシアナロードのマグネット

ロシアの農民を模ったマグネットです。
ニコッと笑顔の髭をたくわえたおじいさんやちょっとむっつり顔の
おばさんがとってもリアルです。

ロシア語で民衆、民、のことをナロードといいます。
ナロードの唄、ナロードの踊り、ナロードの昔話というロシア語は
そのままロシア民謡、ロシア民話と訳されます。

1870年代、ナロードニキ運動が盛んになり、中流階級の知識人が
в народу!(民衆の中へ!)を合言葉に、貧しい生活を余儀なくされていた
民衆の生活の改善や文化芸術を広める運動を起こしました。

現在、渋谷Bunkamuraで開催中の「トレチャコフ美術館展」。
このコレクションの基礎を築いたトレチャコフもナロードニキ運動の
芸術部門を支えた貢献者です。
「移動展派」と呼ばれる芸術家を資金面で協力しました。
それまでは美術館に行かなければ見ることができなかった
絵画などの芸術作品を地方で”移動”展覧会を催すことで
民衆に芸術の必要性を問いました。

ソビエト時代、また現代においてもロシアは世界的芸術大国と
言えると思います。
いつの時代にも美しいものを見たり感じたりすることを楽しめるのは
幸せなことですね。

詳しくはこちら→ トレチャコフ美術館展~忘れえぬロシア
渋谷Bunkamuraザ・ミュージアム 6月7日(日)まで

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