2016年1月26日火曜日

ロシア買付けの旅☆お宅訪問~ダロフェエワさん

店主のが心の中で「ロシアの母」と呼んでいる
バレンチーナ・ダロフェエワさん。
今回はなんと、ピロシキの作り方を教わってきました!
よく作るんですか?と聞いたら
「時間がかかるから、年に何度かしか作れないの」とのこと。
パン生地を作るところから始めるので
結局4時間くらいかけて4種類のピロシキを作りました♪
いや~楽しかった!
今年の春は何を作ってくれるかな~(笑)

生のイーストをぬるめに温めた牛乳に溶かし
玉子を加えてよく混ぜます。

そこへ小麦粉を入れよく混ぜていきます。

力強く素早く混ぜるのが肝心!
よく混ぜたら濡れ布巾をかけて発酵させます。

よくスーパーでも見かけるこのパッケージの牛乳。
ソ連時代はずーーーっと36コペイカだったので
今ではその値段が商品名になっているのだそう。
レトロでかわいいデザインですよね~♪

「イースト」という言葉が覚えられなかったので写真にパチリ。
よく見たらホフロマ柄で何気にかわいい!

生地を発行させている間に中身の用意。
干しぶどうはお湯につけて柔らかくします。
アプリコットはごろごろと刻んでおきます。

カッテージチーズにはレモンジュースを絞って。
ロシアのカッテージチーズはクリームチーズのように
ミルキーでほんのり甘くておいしいんですよ~。

これはщавель(シャベリ)という酸味のある葉っぱ。
辞書で調べたところスイバ、スカンポとなってました。
雪のない時期なら春から秋にかけて
ダーチャのどこにでも生えている植物だとか。

ちょっと脱線(笑)
これは「パンの端」というパンの端だけを集めた商品。
ご飯のおこげのような、パンの耳のような?そんな感じで
「パンの端」愛好家がけっこういるらしいです。

中身の準備が整いました!

ホフロマ塗りの壺の中にはグラニュー糖が入っています。

きれいにしたテーブルに粉を敷いて

くるくる丸めながら小分けします。
これ、簡単に見えてなかなかの技です!
左下に不細工なのがありますね?
それ、店主が丸めたものです。
柔らかくて手にくっつくのでぜんぜん丸くならないんです!

で、一つ一つの小分けした生地に
アプリコット、干しぶどう、シャベリをそれぞれ包み
油をひいた鉄板に並べていきます。

サワークリーム入りは「バトルーシカ」、
生地にバターとグラニュー糖をまぶして
あーやって、こーやって(笑)ハート型にすると
「プリューシカ」と言います。
あ、もしかして、プリューシェンコって名字は
ここからきてるのかしら?

ちゃんとお手伝いをした証拠写真を。

第一弾のピロシキが焼きあがると急に冷めて硬くならないように
表面に溶かしバターを塗ってすばやくタオルで包みます。

この時バレンチーナさんは
「おいしくなあれ!」的な呪文を唱えていました。

バトルーシカとプリューシカも焼きあがりましたよ!

おいしく召し上がれ!