2020年3月11日水曜日

ホフロマ塗り☆

東日本大震災から今日で9年。
あの日、地震のすぐ後はのんびり構えていたのですが
高円寺の古絵本屋「るすばんばんするかいしゃ」さんが
ご自宅に帰る途中にうちに寄って声を掛けてくれて
あれ?なんか大変なことが起こってる?
と、急に危機感を感じて
私もお店を閉めて自宅に帰ったんですよね。
割れるものとかの心配はなかったんですけど、
もしかして何かの拍子に火事でも出してたら、と
急に怖くなったりして。
あの頃、何気ない言葉や思いやりのある行動に
たくさん励まされました。
ほんと、この日が来ると気持ちが引き締まりますね・・・

では、今日はロシアを代表する民芸品の木製漆器、
ホフロマ塗りのキッチン雑貨をご紹介します。
こちらはセミョーノフ村にある
ホフロマ塗りの正規工場の製品なので
基本的に食器としてご使用いただけるものです。

ちなみに、こちらもセミョーノフ村の製品ですが
いわゆる正規工場ではなく
村にいくつかある小さな工房で作られたもの。
売り子さんに確認したところでは
口に入れても大丈夫な素材を使用していますが
絵付けの細かさやニスの塗りなどが
正規工場の製品と比べると少し落ちる感じがします。

というのもセミョーノフ村の正規工場の製品は
ここ2,3年でどんどんお値段が上がっていて
価格面でもちょっと仕入れづらい状況なんですよね。
45㎝のこの大盆なんて今ではなかなかの貴重品。

こちらも数年前に仕入れた正規工場製品の中盆(25㎝)。
黒パンやピロシキを乗せればロシア気分が堪能できますよ♪