2010年9月25日土曜日

サルタン王の物語

前ふりが長くなってしましました。

一日ロシアカフェ<スバボーダ>でロシア民話を
ロシア語でお聞かせするとお知らせしてきましたが
予定を変更し、アレクサンドル・プーシキンの作品
「サルタン王の物語」の一節をロシア語で朗読して
いただくこととなりました。
日本でも子どものころに読んだり聞いたことがある
「おだんごぱん」や「おおきなかぶ」のロシア語朗読を
楽しみにされていた方々、大変申し訳ございません。

今回、「ロシアの子どもたちが初めて聞くロシア語」という趣旨で
語り手に民話の朗読を依頼しました。
ところが、彼女にとって「おだんごぱん」や「おおきなかぶ」は
幼稚園で登場人物になって遊びながら覚えるもので
お母さんが子ども語ってあげる、というようなものではないようなのです。
一方プーシキンの詩は、お母さんや先生が語ってくれたり
授業の中で(時には悪いことをした時の罰として)覚えたり、
とっても身近なものらしいのです。

プーシキンは現代ロシア語の父とも呼ばれ、
ロシア人なら誰もが一つは詩を暗唱できるといわれる作家なので
今回のイベントの趣旨にも適うと判断し、
「サルタン王の物語」より、「白鳥の王女」登場の場面から
朗読していただくことにいたしました。

昨日、ちょっとリハーサルをしたのですが、
とっても美しい響きでした。どうぞお楽しみに♪

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<奇跡とは・・・美しい白鳥の王女のことでした!>