2016年1月31日日曜日

マルガリータ先生特別講演会@早稲田大学

昨日は私用でお休みをいただき申し訳ありません。

店主は日ソ学院(現:東京ロシア語学院)の本科で学び、
その後、商社やロシア専門洋書店で務めた後
7年半前に現在のロシア雑貨店をオープンしました。
学院卒業以降なんとかロシア語を使って仕事ができているのは
三年間の学院生活、特にロシア人の先生方のおかげです。
学生の時は毎日バイトに明け暮れ
予習、復習もまともについていけてなかったのですが
社会に出て、ロシア人と接する場面では
よく「発音がイイネ!」と褒められました。
なんせ単語数が乏しいのでまともな通訳ができず
仕事になっていたかは怪しいのですが・・・(笑)

昨日早稲田大学で特別講演会が行われた
マルガリータ冨田先生は私が学院3年生の時に
ロシア語会話を教わった先生です。
今年度で仕事を辞めモスクワへ帰国されるとのことで
これが日本での最終講義となりました。
20数年ぶりのマルガリータ先生の授業では
外国語としてのロシア語教授についてお話ししてくれました。
特に日本人にありがちな対格と与格を間違う場面、
ДがДЗになってしまう、СがШになってしまうという
間違えやすい発音など。
そして発音は一度覚えてしまうと直すことはとても難しく
初期の段階で何度も練習することが大切とのこと。
私はРの巻き舌が未だにできないし、
ВとБの区別もあいまい(下唇を噛むのって慣れない・・・)。
そんな私ですが今の仕事でロシア人と話す機会がますます増え
「ロシアに住んでいるの?とても発音が上手よ!」と
言ってもらえることが多いのです。
自慢できるほど勉強した自信はないので
きっと学院の先生方、特にロシア人の先生方が
どれほど身になる授業をしてくれていたのか
今になって本当に感謝しています。

マルガリータ先生はモスクワ生まれのモスクワ育ち。
今度はモスクワで先生に会い、
たくさんモスクワの話が聞けたらうれしいな~と思っています。


2016年1月29日金曜日

ウクライナのチョコレート再入荷☆

現ウクライナ大統領、ポロシェンコ氏創業の
お菓子メーカー「ロシェン」のチョコレートが再入荷しました。
10本のミニバー入りなのでちょいちょいつまんだり、
お友達におすそ分けしたり、
はたまた義理チョコで配っても何の誤解も与えない(笑)
ちょうどよい感じのチョコレートです♪

久しぶりに4種類が揃いました☆
左から
ミルクチョコレート(アーモンドクラッシュ入り)
ミルクチョコレート(ヘーゼルナッツクラッシュ入り)
ダークチョコレート(カカオ60%)
ダークチョコレート(アーモンドクラッシュ入り)

バレンタイン用に簡単なラッピングを用意しましたので
ご希望の方はお声がけください。
中身が見えるのでこっそり感ゼロ(笑)!
チョコレートタイプが選べるようにあえてのスケルトンです。

1月30日(土)はお休みをいただきます

明日、1月30日(土)は都合によりお休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

2016年1月28日木曜日

ロシア買付けの旅☆メトロポールホテル~食事

ちょっと長くなったので食事は別ページにしてご紹介します。

高級ホテルに泊まるのにけち臭い気もしたのですが・・・
いつもの出張メシです(笑)
いちおう気分を盛り上げようと、
店主にとってプチ贅沢なスーパー「アズブカ・フクーサ」の惣菜と
プチ贅沢なハモブニキビールを準備♪
そして、実は地下にあるサウナで汗をかいた後の一杯なので
格別なのです!
女子一人でホテルのサウナ利用とは・・・とも思ったのですが
チェックインの時にスタッフの女の子がお勧めしてくれたので
利用してみることにしました。
2、3回入ってちょっと汗かいたら出ようと思ったのですが
アルハンゲリスクから来たというおじさんが入ってきて、
「極東から来たのかい?」と声をかけてくれたので
「極東というより極、極、極東、日本からですよ~」というと
とても興味を持ってくれて日本について質問攻めに(笑)
その上「アルハンゲリスクには4回行ったことがある」というと
「ロシア人でもアルハンゲリスクに来るなんて珍しいのに!」
と大盛り上がり。
結局一時間半くらいたっぷり汗をかくことができたので
キンキンに冷やしておいたビールのおいしいこと!


さて、こちらは朝食バイキングの会場である
メインホール。
ここでシャリャーピンが歌い、レーニンが演説をし、
マイケル・ジャクソンがピアノを披露したとのこと。

チェックインの時にホテル内の写真撮影は大丈夫か聞いたら
どこでも自由に撮って大丈夫よ~と言ってくれたので
パチパチ撮っていると
ピシッとしたおじさんに声を掛けられたので
怒られるのかと思ったら
「こちらへどうぞ!」と。
「今日はイベントがないから自由に写真撮っていいですよ」と
わざわざメインホールを開けてくれました!
ここ、ホントにロシアだろうか・・・(笑)

朝食です。
いや~、おいしかった~!
シャンパングラスが空になると
スタッフの方が声をかけてくれたので
おかわりもいただいちゃいました!

生のハープ演奏が良く見える席を確保。


天井の装飾もステキです~☆


気持ち的にはもうちょっとつまみながら
あと2、3杯行きたいとこだったのですが
なんせこれ、朝7時。
この日に予定している仕入れが台無しになってしまうので
むりやりスイーツで閉めました。
いや~、大満足☆
あとはサーバの名を冠したレストランで一杯できたらな~☆

ロシア買付けの旅☆メトロポールホテル

昨年秋の買い付けで憧れのメトロポールホテルに
宿泊してきました~!

いつも航空券予約をお願いしているプロコエアサービス
担当者さんとメールでやり取りをしていた際
「ここのところのルーブル安には驚きますね。
週末のメトロポールホテルに15,000円で
泊まれてしまうのですから」との一言。
なんと、名物のシャンパン付き豪華朝食バイキングが付いて
一泊15,000円!
プロコエアサービスご担当者さんのおかげで
パルク店主にとってとても意味のある旅となりました。

メトロポールホテルの創業者は
マトリョーシカの誕生に大きく関係する富豪サーバ・マモントフ。
1890年代、赤の広場にほど近い
三階建ての高級サウナ併設宿泊施設が
売りに出されたことを知ったマモントフ氏がこれを買取り
モスクワの文化の中心施設にしたいと考え
大劇場、ギャラリー、レストランなどを備えた
当時最新設備を誇る近代的ホテルとして1905年に開業。
館内のインテリアはビクトル・バスネツォフや
コンスタンチン・コロビンなどがデザインを担当、
壁面やファサードにはミハイル・ブルーベリや
アレクサンドル・ゴロビンなどがデザインした下絵を元に
アブラムツェヴォ陶工のタイルが使用されました。
ロシアモデルン様式の代表的なスタイルは大好評で
外国の旅行者、商人、文化・政治エリートたちが集う
サロンとしてにぎわいました。

ロシア革命時には赤軍と白衛軍の激戦の舞台になり、
1917年にソ連政権が誕生し1918年に政権がモスクワに移ると
メトロポールホテルは第二ソ連会議場として使用され
レストラン大ホールで何度も行われた全ソ連執行委員会には
レーニンやトロツキーも参加しました。
1920年代終わりには世界基準のホテルとしての営業を再開、
多くの政治家や世界の賓客をもてなしてきました。
1986年に5年にもわたる大規模な改修工事に入り、
ソ連崩壊後の1991年12月に五つ星ホテルとして営業再開。
波乱のロシア帝政時代末期、ソ連時代を
様々な形で生き抜いてきた伝説的なホテルです。

こちら側はホテル入口の真裏。

ボリショイ劇場の向かいにあります。
ホテルの入口は意外に小さくて分かりづらい・・・

玄関を入ると別世界です☆

玄関ホールでは生のピアノ演奏が。

レセプションホール。

ステンドガラスで装飾された木造のエレベーターが
歴史を感じさせます!

このメインエレベーターの周囲は階段になっていて
こちらもステンドガラスで装飾されています。
このステンドガラスの向こう側は
ホテルのメインホールで朝食会場になっています。

各階のエレベーターホールもステンドガラスが
外からの明かりをほどよく取り入れています。


吹き抜けのホールギャラリーには
ホテルを利用した有名人たちの写真が。

こんな方や・・・

私と同じ誕生日のこんな方も宿泊されたんですね。

ちょっと珍しいな、と思ったのが
「押す」と「引く」が選べるようになっているドア。
ありそうでなかった気がする!

お部屋はこじんまりしたシングルルーム。



値段からして一番お安い部屋だと思うのですが
何といっても窓からの眺めが最高でした!
地下鉄駅「チアトラールナヤ」のすぐそばで
ここから歩いて2,3分で赤の広場に出れるので
けっこう遅い時間まで人通りがあり
ほどよい喧騒がなんとも心地よかったです。

朝の風景。

壁面のデザインもこんなに良く見えます!
いや~、最高♪

2016年1月27日水曜日

ロシア買付けの旅☆チョコレート博物館

店主が愛読しているモスクワ現地情報のブログ
「りすりす通信~モスクワ支局」で紹介されていて
”今度モスクワに行くときに行きたいところリスト”
入りしていた「チョコレート博物館」。
ご興味のある方はこちら→
リスリス通信~モスクワ支局 2015年10月3日付

ということで、行ってきました!

例によって分かりずらい入口ですね~。
1階のカフェは博物館とは無関係。
赤い看板が博物館の入口です。

中に入るとそれっぽくなっています。
階段で2階に上がると受付です。

受付ホールはカフェを併設していて
数人のお客様がお茶してたので写真がとれずスミマセン。
こちらは受付を済ませてから入る最初のホール。
フランスのメーカーのパッケージなど、
ロシアにチョコレート製造が伝わる前の
チョコレートの歴史が展示されています。

受付をするとこんな「チョコレートパック」が渡されます。
ウォーターサーバーのお湯で
スパイス入りのココアを溶かしまずは一口。
説明が早くてイマイチよくわからなかったのですが
元々カカオは強壮剤的な用途で
体を温める薬として利用されていたとか?
その次は棒に刺さったシンプルチョコレート。
次にプレート状のチョコレートを
ダーク、ホワイト、ミルクの順に食べると
チョコレートの発展の歴史になっている、
ってなことを言ってた気がします・・・(笑)

階段を使って上の階には
ロシア帝政時代の菓子メーカーの
たっくさんのパッケージが展示されています。
これはなかなかの圧巻!

キーロフのチョコレートメーカーも紹介されていました。
実は現在もこのチョコレート工房の名前は存続していて
ミュージアム併設のカフェ、売店はキーロフっ子の
人気店となっています。
ミュージアムは一日3回の予約制ツアーになっていて
時間が取れなくて断念したんですよね~。

帝政時代のお菓子のパッケージは
上流階級の贈り物用ということでとても上品な雰囲気♪



もう一つ上の階に上がるとソ連時代のコレクションがずらり。


「よちよち歩きのクマ」シリーズ。



チョコレートのパッケージデザインのデッサン。
当たり前だけど、こういうパッケージにも
デザイナーがいるんですよね!

ソ連、ロシアを代表するチョコレート「アリョンカ」の
モデルとなった女の子。
なんてふくよかなほっぺたなんでしょう!




アリョンカちゃんにはクージャという男友達がいるの、
ご存知ですか?