2012年7月17日火曜日

ロシアの古書絵本①

さ~、今日からは「えほんやるすばんばんするかいしゃ」さんから
お預かりしてますロシア関連の古書絵本を紹介していきますよ!
ますますマニアックにつっぱしります!

まずはロシアグラフィクス界に欠かせない
ユーリー・ヴァスネツォフ挿絵の絵本から行きましょう。

1985年版「ヴァスネツォフ作品の中のロシア民話」。
大判のアートブックで113点もの作品を紹介する豪華本。
ユーリー・ヴァスネツォフはビャトカ(現キーロフ市)に生まれ
子どものころの田舎での生活や美しい自然が
作品制作に生きていると言っています。
子どものころに見たもの全ては覚えていないし
あらゆるものを注意深く見たのでもなかったと後悔し
子どもたちに
「もっとたくさんのものを見なさい、
あらゆるものをじっくり見なさい」とアドバイスしています。


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まえがきの一部は手描きした文字を印刷しています。
こーゆーの、好き♪


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1973年版「ロシア民話」。
「どうぶつ御殿」「おだんごぱん」「うさぎのなみだ」など
有名なロシア民話15話。
ヴァスネツォフはまえがきに代えて
私はいつも自分の絵の中に
ロシアの人々や祖国、豊かな自然への深い愛情を
子どもたちの心の中にはぐくむ
ロシア民話のすばらしい世界の一端を見せてあげようと
心がけてるのです」と書いています。


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これは現在出版されている絵本。
右はロシア民謡集「ラードゥシキ」。
1964年出版以来何度も版を重ね、出版社を変えて
現代でも特に小さな子どもにお母さんが読んであげる本として
とっても人気があります。
左はビアンキ作「キツネとネズミ」。
このシリーズは現在「メリク・パシャエフ」という出版社が発行しています。
もともとイラストレーターでアートデザイナーの女性二人が
「小さな子どもたちに読んでもらいたい絵本を作ろう!」
と始めた出版社なのでどの絵本もこだわりが感じられます。


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