2012年7月11日水曜日

群像社さんの本☆

☆『ロシアの絵本と文学フェア』7月11日(水)~29日(日)

群像社さんはロシア文学の翻訳、研究書を出版して32年。
現代作家の短・中編や詩集、自伝、
巨匠作家の新訳など、話題作品を手掛けています。


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1975年黒澤明監督映画「デルス・ウザーラ」の原作絵本。
それまで人が足を踏み入れたことがなかった
極東の大自然を探検するロシア人と現地案内のナナイ人の
深い友情が描かれると同時に現代社会への
アンチテーゼとなっています。
ハバロフスクの画家が描く挿絵が繊細かつワイルドで
美しい極東の自然に引き込まれてします。


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日本でも人気の高いアントン・チェーホフ「桜の園」が
昨年「さくらんぼ畑」として堀江新二訳で発表されました。
「桜」というと日本人はどうしてもソメイヨシノを連想するので
「さくらんぼの木」といわれると180度イメージが
変わってしまうかもしれませんね。
タイトルに込められたメッセージとは。ぜひご一読を。


ウクライナの画家で詩人タラス・シェフチェンコの叙事詩「マリア」。
イエス・キリストの母であるマリアを
子どもの命を守ろうとする一人の母として力強く描いています。
これもとっても新鮮な物語でした。



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