2015年12月18日金曜日

ロシア買付けの旅☆キーロフ~作品たち

しつこいですが、またまたディムコボ土人形。
色々な時代の色々なテーマの作品たちをご紹介します。

ディムコボ土人形は一つ一つを見てもカワイイのですが
こういった作品群になると
もう、なんとも言えない世界が広がります!
一年を終えるロシアの町の冬の風景が
生き生きと表現されたこの作品。
スケートでいちゃいちゃするカップルの後ろで
思いっきりこけてるヤツ~!

音楽コンサートで緊張するクマのバラライカ奏者。
いろいろ妄想が浮かんできます・・・(笑)

「さあ、パンを焼くわよ~!」
かまどをのぞき込む女の子が落っこちそう!

ピロシキがおいしく焼けたわ!
ダンナ、早く帰ってこないかしら・・・

きれいな嫁さんもらって良かったわね~♪

初めて両親に彼を紹介するときは父も緊張するもんです。

バジョーフの「石の花」。
ウラルの民話がディムコボにかかると
こんなメルヘンになっちゃいます!


宇宙をディムコボで表現するとこんな感じ!

こちらはユーリー・バスネツォフの油絵原画。
テーブルの上にはディムコボ土人形が
さりげなく飾ってあるものなんですね。

ロシア買付けの旅☆キーロフ~ディムコボ土人形

では、ディムコボ土人形はどうやってできているのでしょうか?

これは発掘された昔の「ディムコボ」陶器のかけらたち。


まずは土をこねて

独特の丸いフォルムで成形します。

十分に乾燥。

白い釉薬を表面に塗り

素焼きします。

その後、テンペラ絵具で絵付けします。
多くの土人形は金箔をワンポイントに飾り付けます。
簡単な説明しかなくてスミマセン。。。

ロシア買付けの旅☆キーロフ~町中のディムコボ土人形

セルギエフ・ポサード、セミョーノフと並んで
マトリョーシカの有名な産地の一つがキーロフ。
キーロフの工房で作られるマトリョーシカは
豪華なロシア美人の顔立ちが観光客にも人気で
特に空港やホテルの売店など
多くの人の目に触れる売り場でよく見かけますね。

ところが意外というか、やっぱりというか
地元の人たちでマトリョーシカを「わが町の伝統工芸品」と
親しむ人にはほとんど会いませんでした。
この町の自慢はなんといってもディムコヴォの土人形。
キーロフの町のビャトカ川を挟んだ対岸に
かつてディムコボという村があり
年中水害に悩まされた土地ながら焼き物にとても良い土が取れ
昔からお皿や食品保存用つぼなどの生活用品や
人形が作られていました。
空港送迎と一日町巡りをお願いしたタクシーの運転手さんが
「昨日ディムコボの人形を作って来たんだ!」と。
工芸品のワークショップは子供向けのものだと思っていたので
「大人も参加できるの?」と聞いたら
「当たり前だろ!ディムコボはおもちゃじゃない、
ロシアを代表する伝統工芸の一つなんだから。」と
怒られちゃいました。

そんなキーロフの人たちのディムコボ土人形愛を
ご紹介しましょう!

ホテルから歩いて10分ほどのところに
ディムコボ土人形の工房とミュージアムがあります。
大きな建物の一部なので入口がなかなか分かりずらいです。
残念ながらミュージアムの写真撮影は
ちょっとお高いな~と感じる金額だったので
写真を撮りませんでした。
でも、キーロフには他にもいろいろな博物館があり
ほとんどの博物館で各時代の
腕の良い作家さんの作品を見ることができたので
ぜんぜんへっちゃら(笑)
ちょうど小学生の子供たちが見学に来ていて
ちゃっかり学芸員の説明を一緒に聞くことができました。

工房の一階エントランスホール。
かわいいですね~♪

観光地にありがちな”あれ”も!

町の人たちの憩いの広場には
ベンチに座れる記念撮影スポットが。

「幸せな家族を夢見ながらベンチに座ってごらん。
楽しい人生を願いながらアコーディオンに触れてごらん。
子孫繁栄を望むなら赤ちゃんにそっと触れてごらん。
願いを唱えてみて。
未来は自分自身にかかっているのだから!
大好きなキーロフに贈る 2010年メガフォン」
大手通信会社から町への寄贈ベンチでした。

ここは地方民芸博物館やチョコレート博物館がある
ちょっとした観光スポット。
チョコをイメージしたディムコボ土人形スタイルの銅像。
ちょうど結婚式のカップルがここで記念撮影しているのを
見かけました!

ロシア買付けの旅☆キーロフ~ホテル

今回の買い付けではマトリョーシカの産地の一つ
キーロフまで行ってきました。

マトリョーシカゆかりの地であるのはもちろんですが
私が長年キーロフに行ってみたかったのは
もう一つ理由があります。
私は前職でロシアの絵本やアートブックを仕入れる
担当をしていたのですが
なかでも好きな画家がビクトル・バスネツォフ。
お姫様を抱いたイワン王子が灰色オオカミに乗り
森の中をかけて行く絵や
馬に乗った三人の勇者たちの絵など
目にしたことがある方も多いかと思います。
そのバスネツォフの生まれたのがヴァトカ、現在のキーロフです。
また、日本でも福音館書店で発行され長年愛されている
「三匹のクマ」の挿絵で知られる
ユーリー・バスネツォフはこのビクトルの遠縁にあたり
同じくビャトカで生まれました。
そしてソ連時代の絵本の挿絵画家としてバスネツォフと
同じくらい人気のエフゲニー・チャルーシン。
二人はともにビャトカで育った幼馴染ということです。
どの画家も独特の自然を描きロシアのおとぎの世界を
みごとに想像させてくれます。

と、ちょっと前置きが長くなりましたが
今回キーロフで宿泊した「ツェントラールナヤ・ホテル」は
このチャルーシンの父が設計した建物で
国の重要文化財となっています。
1937年創業当時はホテル、レストラン、美容室として
オープンしましたが第二次世界大戦時には
病院として使用され、戦後、1957年に改修、増築が完成し
改めてホテルとして復活しました。
挿絵画家の父、イワン・チャルーシンは
教会などを多く手掛けたためソ連時代に多くの作品が壊され
現存している建物は少なく現在研究が進められているようです。

ビャトカ川まで歩いて10分ほどの町の中心地にあります。
キーロフは川岸ということもあり坂の多い町でした。
ホテル正面をまっすぐに撮りたかったのに
向かって右にも後ろにも急な坂になっているので
自分自身がまっすぐに立っていなかったようで
レンズ越しに平衡感覚が取れなくなってました。

部屋はこじんまりしたシングルルーム。

私はバスタブ付きの最も一般的な部屋を予約しましたが
バスタブのないシャワーだけの部屋やリビング付きの部屋など
多様なスタイルのお部屋が用意されています。

部屋の窓からの朝の風景。
ホテルのすぐ隣にサッカースタジアムがあり
付属のサッカークラブでは
子どもたちが熱心にトレーニングしている姿も見かけました。

格安航空会社を利用したので
(モスクワ=キーロフ便がそれしかなかったので)
到着は夜遅く。
ホテルのカフェが夜1時まで営業していたので
荷物を整えるとそこで夜食を取ることにしました。
これが大当たり!
夜遅いのにスタッフの女の子が笑顔で応えてくれたので
ほっと疲れの取れる晩酌でした♪

実はこのホテル、ネット予約した人には
到着日のランチか夜食をご馳走してくれるのです。
到着日は遅くなってしまったので
「翌日のランチかディナーでもいいですよ」と勧めてくれ
お言葉に甘えてゴチになりました。
ワンプレートのランチセットかと思ったら
ちゃんとした前菜とメインが用意されてびっくり!
まずは前菜にツナのサラダ。

そしてメインには魚のムニエル、マッシュポテト添え。
もちろんパンも付いてます。
飲み物はコーヒー、紅茶、ソフトドリンクは無料。
私はもちろん、追加料金を払ってビール♪

朝食はバイキング式で宿泊料金に含まれています。

残念なことに3泊目は貸し切りパーティーがあり
レストランが利用できなかったので
近くのスーパーで惣菜を買ってきていつもの出張メシ。
外の冷気とヒーターの温かさが
丁度冷蔵庫と保温レンジの役目をしてくれて
小一時間でほどよく食べごろになります。
いや~、これ、自分では大発見だと思ってます!

晩酌セット。

2015年12月17日木曜日

ロシア買付けの旅☆ブヌコヴォ空港

今回の出張では初めてシェレメチエヴォ空港以外の
モスクワの空港を利用しました。
モスクワ南西部にあるブヌコヴォ空港は
モスクワで一番古い空港とのこと。
中心地から空港へはキエフ駅から一日に何本も空港直通の
特急列車が出ています。
シェレメチエヴォ空港と直通のベラルーシ駅ホームは
そっけない雰囲気ですが
キエフ駅の専用ホームは映画に出てくるような
アーチ型の屋根がついてとっても良い雰囲気!



シートのデザインもかっこいい!

ブヌコヴォ空港は初めて利用するので
事前にいろいろ調べたのですが
古い、狭い、不便、というような情報しか拾えず
改築を終えた空港に実際に行ってみてびっくりしました!
直通列車はメインターミナルビルの地下に到着するので
そのままエスカレーターで上に上がるだけで
チェックインカウンターのある階まで行けちゃいます。

ガラス張りの広々したターミナル。
どこもきれいで小回りの利く便利な空港です。

二階部分にはショップやカフェが営業中。
シェレメチエヴォ空港ほど発着数がないので
なんとなくのんびりした感じ。
主に国内線が就航していますが
旧ソ連諸国やヨーロッパへの国際線も出ています。
また、この空港は24時間営業なので
多くのお店が24時間対応しているようです。

ロシアで食事に困ったら「ム・ムー」へ、とよく聞きますが
実は私、ム・ムー初体験!
カフェテリア方式なのでロシア語が分からなくても
指さしして好きなメニューが選べるところが好まれているのですが
今までなんとなく機会がなかったんですよね。

このまったり感なら一人でも行けそう!(笑)
というこで初ム・ムーしちゃいました。
軽食を取ろうと思ったのに甘いものと
がっつり食事系しか見当たらず。
いや~、見た目以上に甘かった・・・
チョコレートソースはいらなかったな。

ほぼ満席でモスクワからキーロフへ。
モスクワから10分くらいの飛行中は
下に町の明かりが見えましたが
そのあとはほとんど真っ暗。
やはりモスクワは特別な都会ですね。
飛行機の右翼の先に見える月がきれいでした♪

ロシア買付けの旅☆ビール

あわわ、うっかりしていたら今年もあと二週間!
ほんとに年取ると時間のたつのが早いですねぇ。
忘れないうちに10月末からロシアに買い付けに出かけた
出張記をご紹介したいと思います。
しばらく続きますがお付き合いくださいませ。

まずは恒例の『ロシアで出会ったビールたち』から!

レーニンの生地として有名なウリヤノフスクで
製造されている「トリョフソセンスコエ」ビール。
19世紀末にはビール醸造を始めたという歴史あるブランドで
工場が建てられた敷地にある湖のほとりに
大きな三本の松が雄々しく立っていたので
この名前が付けられたとか。
しかし、ロシアに行くたびに色々な銘柄のビールが増えてて
とってもうれしい♪

今回初めて利用したブヌコヴォ空港の出発ゲートにあった
ハモブニキ・ビールのスタンド。
なんと樽生がこんなところで飲めるなんて!
夜遅くの出発でゲートに入る前に一杯飲んでしまったので
泣く泣く断念。
生ハモブニキを飲むためだけにも
もう一度ブヌコヴォ空港に行きたいです!

今回の出張ではキーロフまで足を延ばしました。
宿泊先のホテルにはいい感じに落ち着いた
カフェが併設されていたので
夕食に二度も利用しちゃいました。
なぜかと言いますと、地元の生ビールが飲めるんです。
これ、おいしかったな~♪

二日目は違うタイプのジョッキで。

これが例の(笑)「ハモブニキ」ビール。
プチ贅沢気分を味わえるリッチなビールです。

ブヌコヴォ空港へ行く特急列車に乗っていた時に
車窓から見えたビール工場「オチャコヴォ」が
最近発売した「ビール醸造の秘密」。
ドイツ・スタイルのさっぱりビールです。
これは完全にジャケ買い!

リャザンにあるビール工場のブランド、
その名も「ルースコエ」。


セルギエフ・ポサードのホテルでの晩酌。
シベリア・コロナは何かの記念缶だったようで
白樺の木の幹のようなデザインが素敵でした。

こちらはセルギエフ・ポサードでの別の日の晩酌。
自分の庭で取れたという林檎を
道端で売っていたおばあさんから買ったのですが
さっぱり甘くておいしかった!
ジグリ・ビールはこのブログではもうおなじみですね(笑)

ネフスコエ・ビールのライト。

ロシアを発つシェレメチエヴォ空港ゲート前にて。
バルチカは軽くて飲みやすいので
10時間近いフライトの前の一杯には
丁度良いですね♪