2019年6月2日日曜日

ロシア買付けの旅☆トムスク「木造建築博物館」

ロシアの木彫窓飾りが大好物の店主が
ぜひとも行ってみたかった博物館がここ、
「トムスク木造建築博物館」。
トムスク技術大学で教鞭をとった
建築家アンドレイ・クリャチコフ氏の邸宅として
1910年に建てられた建物に
トムスクにおける木造建築の主に建築装飾の
様々なパターンが展示されている資料館です。

博物館そのものがシベリアのロシアモダニズム建築を
代表するとっても素敵な建物です!

うまく全景が撮れなかったので博物館内の写真を。

クリャチコフ氏が住んでいた当時のインテリアを再現。

ちょっとしたイスにも木彫りの装飾がされてて、
ロシアモダニズムっぽいもの好きなんですよね~。



各部屋にはトムスク各所から集められた
木造窓枠のコレクションが展示されています。
今までに実際の建物で窓や屋根飾りを
見かけることはありましたが、
こんなに目の前でじっくり観たのは初めてです!

あとでパンフレットでも買えばいいや~、と思ったら
「そんなものはないのよ・・・」ということで
慌てて説明書きのプレートを写真に撮ったのですが
これが光っちゃてよく読めなくてですね・・・
あきらめて、分かるとこだけ訳すことにします。
《1820年代から40年代に流行した「古典主義」、
19世紀末から20世紀初めの「ロシアモダニズム」など
各部屋に各時代のコレクションが展示されています。
特に1830年代、「古典主義」から「モダニズム」への
移行期である「折衷主義」時代には
当時のシベリア最大の都市であるトムスクらしく
中央アジアやタタールなどの様々な文化を取り入れた
「シベリア・スタイル」とも呼ばれる
自由な雰囲気のデザインを見ることができます。》




個人所蔵の「ペチカの窓」コレクション。

街中にもたくさん木造の邸宅が残っていて、
博物館ではトムスク市民の協力を得て
西シベリアの文化を今に伝える貴重な資料である建築物の
データ化と保存に取り組んでいるそうです。



今にも崩れ落ちそうな建物も多いのですが
よく見ると屋根や窓枠にちょっとした飾りが施されていて
街歩きがとっても楽しかったです♪