2019年6月7日金曜日

ロシア買付けの旅☆モスクワ「マールイ劇場」

今回の観劇はボリショイ(大きい)劇場の隣、
マールイ(小さい)劇場でボリス・ゴドゥノフの
お芝居を観てきました!

1756年、エリザベータ女帝の勅命により
ペテルブルグにロシア劇場が創設されるとすぐに
モスクワ大学の生徒たちによって大学付属劇団が開設、
1759年、詩人で戯曲作家のモスクワ大学学長、
M・ヘラスコフ管理の元、公共劇団が創設され
モスクワで最初の劇団が誕生。
1780年、実業家のマイケル・メドクスにより
「ペトロフスキー大劇場」が建設されると
多くの俳優、歌手、ダンサー、音楽家などが所属する
私営劇団として規模を拡大していきます。
1806年に国費を受け、国立モスクワ劇団となるが、
時を同じくして「ペトロフスキー大劇場」が火事で焼失、
その後はいくつかの邸宅を借りて活動を続け
1824年にようやく建築家ボヴェの設計で再建された
ボルギン家の邸宅をモスクワ帝国劇団の演劇部専用の劇場、
「マールイ劇場」として得て10月14日に初演を迎える。
翌年、1825年にはバレエ・オペラ専門の劇場として
「ボリショイ劇場」がオープンします。

また、アレクセイ・トルストイによるロシア帝国史三部作
「イワン雷帝」「フョードル一世」「ボリス帝」は
作曲家G・スヴィリドフがマールイ劇場のために
特別に音楽を書き下ろし、
劇場の出自に関わる「名刺代わり」の作品とされています。
(「マールイ劇場」サイトより)

マールイ劇場がある「劇場広場」はボリショイ劇場、
ツム百貨店、メトロポールホテルなどに囲まれ
まさに「モスクワのど真ん中」という場所。

劇場入り口前にはベンチがあるのでちょっと早めに行き
街ゆく人々を眺めてゆっくりしてきました。



クロークでコートを預けた時の受付の方が
「2階で生演奏があるからぜひ聴いていきなさい」と
お勧めしてくださいました。
ピアノの生演奏はいままでにもありましたが・・・
さすがマールイ劇場です!

1階に降りて、バンケットでお楽しみのコレ!
オーケストラの生演奏が聞こえてくる中で
なんとも贅沢なひとときでした~☆

「ボリス・ゴドゥノフ」の末期時代を描いた作品は
なんとも陰謀めいた、くらーい雰囲気。。。




ライトアップされた「劇場広場」は
とっても美しかったです~♪