2019年7月18日木曜日

アンナ・ドミトリエワさんのマトリョーシカ☆

昨日は久しぶりにお日さまが顔を出してくれたので
ドミトリエフ家の作品の写真撮影をしましたよ~!
今日はまず、アンナ・ドミトリエワさんの
マトリョーシカをご紹介しますね。

アンナさんは今は倒産して無くなってしまった
セルギエフ・ポサードのおもちゃ工場で
ソ連各共和国や各地方の民族衣装を着たお人形の
衣装ディレクターをしていました。
以前、ちょっとご縁があって
知り合いからソ連時代のお人形を譲り受けた時に
「これドミトリエフ家の方々が好きそうだな~」と思い
出張時にお持ちしたところ
なんと、かつてアンナさんが原本となるサンプルを作り
それをソ連各地のおもちゃ工場で製造していた時代の
製品の一つだという事が判明しました。
ソ連時代のことですから、工場によって材料や技術に
そうとうなばらつきがあったそうですが
私がお持ちしたお人形さんはとっても出来が良く
アンナさんも大感激してくれました。
それにしても、ソ連時代は本当に中央集権というか、
一つのモデルを全国へ!ってやり方だったんですねぇ。

そんな経歴をお持ちのアンナさんが描くマトリョーシカは
お人形さんのように透き通ったお目めと、

博物館の所蔵品や資料などを参考にしながら
18-19世紀のロシア各地の細かな刺しゅうが施された
ショールや衣装を身に着けています。




シンプルな白のブラウスかと思いきや
とっても豪華なレース刺しゅうが施されています。
とっても美しくて、とっても細かい!