滞在中にペテルブルグの地下鉄でテロがあり、
続いてシリアでの化学兵器使用、米軍による空爆、
スウェーデンでのテロなどが立て続けに起こり
ロシアでも毎日の報道から目が離せませんでした。
ペテルブルグ地下鉄テロの実行犯とされているのは
キルギス出身でロシア国籍の若者。
一方被害者にはアゼルバイジャンやウズベクの方も含まれ
ロシアのとても複雑な状況が浮き彫りになりました。
テロのあった日の夜から連日特別番組があり
移民、ロシア国籍とは何か、などなどの議論の場がもたれ
今回いろいろな友人、知人たちと
いろいろなことを語る機会が多くありました。
ふと乗ったタクシーのアゼルバイジャン人の運転手さん、
絨毯店のダゲスタン人のおじさん、
お土産物店のキルギス人の女の子・・・
○○人だから、と、とても一括りにすることができない
複雑なインターナショナル国家のロシア。
そして、みんながみんな、○○人であるという
誇りと自信をもって暮らしていらっしゃいます。
とても、とても、考えさせられる買い付けの旅になりました。
美しい古都、ペテルブルグに愛と哀をこめて。 |