こちらもとってもきれいな、そしてかわいいマロースじいさんの
木彫りの置物です。
マロースとはロシア語で厳寒のこと。
ロシアの厳しい寒さを連れてくる冬の精とでもいいましょうか。
ロシアではキリスト教が入る前は土着の宗教感といいましょうか、
神や習慣を持っていました。
そのころから「ジェッド・マローズ」はいたそうです。
ソビエト時代には宗教が禁止されていましたから
クリスマスというものを祝いませんでした。
その代りに12月31日から1月1日の年が変わるときに
新年のお祝いを盛大に行いました。
ツリーを飾り(ヨールカと言い、エゾマツやトウヒだそうです)
テーブルをご馳走でいっぱいにして、シャンパンで新年を祝い、
子どもたちはマロースじいさんからのプレゼントを楽しみにします。
ロシア語の授業で見た古い映画でこの新年のパーティーの模様を
映しているものがありました。
どんな話だったんだっけか・・・
みんな、それはそれは大騒ぎだったのだけ覚えています。