同い年と言うこともあってか一緒にいて居心地よく
いつの間にやら色々と話し合う仲になりました。
今回はラリサさんの住むセルギエフ・ポサードから
車で30分ほど、ムラノヴォという村まで
ラリサさんのお友だちの車でドライブしてきました!
この領地は1816年にレフ・エンゲリガルツ少将の妻の
所有となったことから整備され始めました。
二人の長女、アナスタシアが作家ボラティンスキーの妻となり
1842年にこの地に家を建て暮らし始めました。
現在保存されているのは当時の建物です。
ボラティンスキーの死後、
友人でもありエンゲリガルツ少将の末娘の夫でもある
四等文官ニコライ・プチャータが領地を所有。
プチャータはその広い見識から多くの文学者と交友関係を持ち
アクサーコフやゴーゴリなどの作家が邸宅をよく訪れたそうです。
1869年にプチャータの娘オリガと
詩人フョードル・チュッチェフの息子イワンが結婚し
ムラノヴォ邸宅の所有者となります。
父フョードルは息子の邸宅を訪れたことはありませんでしたが
遺品の多くがムラノヴォに保管され今に伝わっています。
1918年に所有権はソビエト国家へ委譲され
1920年には文学博物館として公開されました。
19世紀の文学者たちが脈々とつながるさまざまな縁を感じ、
19世紀後期の家具や絵画、日用品が
当時の風景そのままに観ることができるムラノヴォ博物館。
また、図書館に所蔵された9千冊以上のコレクションは
それぞれの作家、詩人の研究者たちにとって
大変貴重な資料となっています。
平日の静かな午後。 |
こじんまりとした領地に邸宅や食堂、家族用の教会が建ち
とっても居心地の良い博物館です。
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4月初旬と言うことで雪はほとんど解けていたのですが
庭園前の池はまだ厚い氷に閉ざされていました。
氷上で釣りを楽しむおじさんが2人。。。
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1842年にボラティンスキーが建てた邸宅が
今も当時の姿そのままに残っています。
ゴーゴリは表玄関ではなく
ひっそりした裏玄関からこっそりやってきて来ては
階段を登ったすぐの小部屋でうたた寝をするのが
好きだったそうです。
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