サンクト・ペテルブルグの「人形博物館」ですが
私が一番気に入った作品は実は1階展示場にあります。
まず”おとぎ話のお部屋”
プーシキンの昔話やロシアの民話をテーマにした作品が
展示されています。
プーシキン「ルスランとリュドミラ」
ちょっとだけ冒頭部分をご紹介しましょう!
「入り江のほとりに みどりのカシの木がたっている
カシの木には 金のくさりがからまり
昼も夜も 学者のネコが
くさりにそって ぐるぐる回っている
右に回ると 唄をうたい出し
左に回ると 昔ばなしを語る」
くさりにつながったネコの上にはバーバ・ヤガーが
飛びまわってます。
こちらは同じくプーシキンの「サルタン王物語」
もう一つの部屋は”不思議な部屋”
海底のような深い森の中のような、とっても不思議な部屋でした。
お化け屋敷のように薄暗い部屋の中に入るのは勇気がいります。
お母さんにだっこされて「怖い~!!」と泣きじゃくっていた女の子。
出るときには「もっとここにいたい~!!」と泣いてました(笑)
ふと足元を見ると小さなキノコの中に妖精が住んでました。
小さなところまでぬかりありません!