ペテルブルグで最後の夜に寄ったのが「エメリヤ」という名前の
カフェテリア式のカフェ。
ペテルブルグを中心に、現在17店舗を展開するロシア料理の
ファストフード店です。
2008年5月にオープンしたようですが、バスのラッピング広告や
街中でたくさんポスターを見かけました。
味もおいしかったし、何と言ってもカフェテリア式なので
好きな物をグラム単位で少しづつ食べれるのが魅力です!
「エメリヤ」とは「かますのいいつけ」というロシア民話の主人公。
ロシア民話にはよくあるのですがなまけ者で役に立たない人間が
何かのきっかけで魔法の力を得て何の苦労もなく幸せになる
というお話の代表みたいな男です。
ここのカフェにもいました!
ペチカの上で偉そうにごろごろしてます。
(ペチカはロシアのカマド兼暖房で
その上で寝るのはとっても気持ち良いらしい)
日本の民話では大抵主人公は働き者なものですが
ロシアではなまけ者でも善良であることで幸せを得ることが
けっこうあるんですよね。
私としてはちょっと納得いかないんですけど・・・
*タイトル訳はこちらを使いました
「ロシアの昔話」(福音館書店 アファナーシエフ再話/内田りさこ訳)
私のメニュー。
今回、ペテルブルグで生ビールを頼むといつもこのビールでした。
「ワシリー島」という名前です。
現在ペテルブルグで生ビール界ナンバーワン、だそうです。