2009年5月28日木曜日

ワラ細工のマトリョーシカ

ノリンスクのマトリョーシカです。
今回入荷したのは6P(一番小さいコは写っていません)です。

現キーロフ州にあるノリンスク町では古くから螺鈿飾りの技術が
発展していたため「マトリョーシカをわが町でも作ろう!」と
決めたときにこの技術を駆使し、他地方とは全く違う
特色あるマトリョーシカを作り上げたそうです。

良質なワラを乾燥させ、細かい飾りに加工し、接着する技術は
とても高度なため年々職人が減っているそうです。
地方の特色を生かした民芸品はその地方の歴史であり
文化であると思います。
ぜひいつまでもこの技を残してほしいものです。

この地は1934年までヴャトカと呼ばれていました。
近くを流れるヴャトカ川からつけられた名です。
ソ連時代にあちこちの地名が革命家の名前にちなんだものになり
ソ連崩壊後は昔の名前に戻すところが多くあります。
キーロフという名前はバレエなどで日本人にも馴染み深いですが
なんとなくヴャトカという名の方がしっくりきますねぇ。。。


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そして何より、かわいいんです♪