2016年6月23日木曜日

ロシア買い付けの旅☆ロストフ・ベリーキーへ~ネロ湖畔の修道院☆

フィニフチ工場(のミュージアム)の見学を終え
なんだか未消化な気分だったので
ネロ湖畔でも歩いてホテルまで帰ろうかとプラプラしていたら
どどーんと輝く修道院が見えてきました。

スパソ・ヤコブレフスキー=ドミトリエフ修道院。
14世紀後半にロストフの府主教を務めたイアコフにより
1389年に建立。
ウィキ(ロシア語版)情報によると
18世紀後半にこの修道院でフィニフチの技法を生かした
イコン製造が花開いた、とありました。
フィニフチ製造がロストフに誕生したことには
当時の府主教、アルセニーが大きく関わっています。
古くなってしまった聖像画の再生、修復と
新たな技法による聖像画作成のため
府主教は多くの聖像画家をロストフに招待し、
その中にフィニフチ職人もいました。
スパソ・ヤコブレフスキー=ドミトリエフ修道院は
ロシア中から巡礼者が集まる指折りの名所で
お土産、お守りとしてフィニフチ技法で描かれた聖像画は
飛ぶように売れたのだそうです。

遠くからも金色に輝く丸屋根が美しく輝いて見えました!



ネロ湖を望むように展望台があり、
有料でこの塔に上ることができます。

塔からの絶景☆
今年は雪が少なく暖冬ということで
4月のロストフは雪はすっかり消えていましたが
ネロ湖はまだ厚い氷に閉ざされていました。
写真で見るとちょっと寒々しい光景ですが
この曇り空ときりっとした空気がなんともロシアらしいのです。






一番深いところでも3.5mほどの水深しかないというネロ湖。
小さくてぜんぜん見えないかもしれませんが
釣り人があちこちに!


調べもしていなかった名所を偶然観光できて
寄り道も悪くないな、と思いました♪