思い立ったのはロシアを代表する民芸品の一つ、
フィニフチの製造過程を観てみたかったから。
随分前から工場と連絡を取って見学予約を申し入れていたのに
結局日本を出発する日に携帯電話に連絡が入っていて
「希望の日はダメだけど翌日の土曜ならいいよ」と。
土曜に職人さんが仕事しているとは思えない・・・
ロストフには金曜から日曜までいる旅程だったので
とりあえず工場に行ってみることにしました。
工場内には付属の売店があり、
どっちにしても行くつもりでいたので、ダメもとで。
工場はクレムリンがある中心地からは歩いて30分ほど。
行きはホテルからタクシーで行きました。
それにしても工場前のなんとものどかなこと。
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こちらが工場の建物。
留守電に入っていた通り、工場の入り口に待ち合わせ時間の
10分前くらいに到着。
警備のおじさんに事情を話したら「そこで待っててみれば」と言われ
イスに座って待っていると待ち合わせ時間ピッタリに
20人ほどのグループを連れたガイドさんが到着しました。
どうやらこのグループの”ついで”に
一緒にミュージアム見学をしていいよ、ってことだったらしいです。
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現在のように電気のない時代はこのようなペチカで
焼き付けていたそうですよ。
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原料を堅い石うすで細かくつぶし
絵付け用絵具や釉薬を作っていました。
20人ほどのグループの半分は中学生くらいの学生さんで
なぜかこのうすにすごく食いついてました。
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ソ連時代以前からの歴史を持つ
ロシアの民芸品には”あるある”なのですが
現在フィニフチのデザインでは花柄が有名ですね。
これはソ連時代に宗教的なモチーフを描くことが
許されなかったため
職人たちが誰にでも喜んでもらえるようにと
お花をモチーフにデザインしたのだそうです。
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質問もできないほどの駆け足の案内で
いまいち消化不良の感はありましたが
チェブラーシカのフィニフチ・コレクションが見れたので
ちょっとだけほっこり♪
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