2017年11月23日木曜日

ロシア買い付けの旅⑧☆ロシア革命100周年

最近、モスクワでの宿泊地にしている地区に
「モスクワ博物館」があります。
3つの展示館があり中庭が通り抜けできるようになってて
便利なので何度か通っていたら
店主にとって何ともタイムリーなプログラムが
開催中だったので見学してきました!

2017年はロシア革命から100周年。
すでにソビエト連邦が崩壊して25年以上経ち、
その功績を讃えるにはアレだし、
とは言え大失敗だったと言ってしまっては
いろいろと問題がありそうな複雑な雰囲気。
そんな中、博物館では『リュビーモフと時代』と題して
ロシア革命の起こった1917年生まれのリュビーモフの
生涯と共にこの100年を振り返ります。

「リュビーモフと時代」が開催された第1展示館のファサード。
ちなみに第2展示館は修繕中、
第3展示館はミュージアムショップや観光ビューロ、
子供向けセンターやカフェなどが営業中。
中庭ではときどき蚤の市やマルシェが開かれていて
なかなかオシャレなスペースとなっています。

第1展示館の中に3つのパビリオンが入ってます。
「リュビーモフ展」はスロープを昇って2階。
この建物、なんか作りがおかしい…
と思ってモスクワ博物館のサイトをのぞいてみました。
もともとは1835年に帝国軍の食糧倉庫として建てられ、
ほとんど当時のまま現存する貴重なアンピール様式建築群。
ソ連時代には軍参謀本部の車庫として利用されていたそう。
なるほど…

タガンカ劇場の生みの親、ユーリー・リュビーモフは
1917年、リャザンで生まれました。


広ーい展示室は3部に分かれています。
特殊ガラスで隔てられたこちら側は
1917年から現代までのリュビーモフの人生と
ソ連、ロシアの年表が綴られています。

特殊ガラスのもう一片では
タガンカ劇場で使用された舞台の再現を試みています。
第3部ではドキュメンタリーフィルムが上映されていて
生前のリュビーモフやヴィソツキーの貴重な資料を
観ることができます。

私からするとほとんど「お化け屋敷」。こわいです~!
5つほどの舞台が再現されていましたが
タイトルを書き留めるのを忘れてました。
画像のみでタガンカの舞台をご想像くださいませ。

「巨匠とマルガリータ」の舞台にも使用されている
ロープをざくざくと編んだような緞帳も展示されています。
これ、あれですよね・・・
怖くて近寄って見れなかったです。