マトリョーシカ発祥の地、セルギエフ・ポサード。
モスクワを出発して一つ手前の鉄道駅がアブラムツェヴォ。
そのもう一つモスクワよりがホチコヴォです。
1985年、ゴルバチョフ書記長が誕生しペレストロイカを打ち出すと
世界的にロシアフォークロアアートへの関心が高まり
オリジナルマトリョーシカを作成するアーティストが
出現し始めました。
80年代半ば、アブラムツェヴォ芸術学校を卒業したばかりの
ウラジーミルとワレリアの若き夫婦はアブラムツェヴォの隣町
ホチコヴォで仲間のアーティストと共に創作グループを作ります。
ワインのボトルケース、オーナメントギフト、マトリョーシカなどに
ロシアの生活や昔話、詩的イメージを描く独特の作品が
評判になります。
ウラジーミルがマトリョーシカ制作アートスタジオ「マトリョーナ」を
立ち上げ、ワレリアは主任アーティストとして芸術的作品を発表し
アメリカやヨーロッパに多くのファンがいます。
ワレリアさん。お気に入りの作品を持って。
「これは原料の木ですか?」と聞くと暖房用の薪だそうです。
モスクワ市内はほとんど雪が消えてましたが
ホチコヴォにはまだまだ雪が積もっていました。
ウラジーミルさんとワレリアさんの長女、レーラちゃんの
子どもの頃の写真です。
かわいいでしょ~!!