2010年4月14日水曜日

セルギエフ・ポサード

では、まず「工芸品とおもちゃ工場」のマトリョーシカを
ご紹介しますね。

「工芸品とおもちゃ工場」はマトリョーシカが生まれた町
セルギエフ・ポサードで110年の歴史を持っています。
1904年、マトリョーシカの生みの親マモントフが経営するお店
「子ども教育」付属工場が閉鎖されました。
1890年代にマリューチンとズビョーズダチキンによって
初めて制作された「ニワトリを持つ農婦」とともに全ての製品が
セルギエフ・ポサード自治体の管理の下におかれます。
1913年、自治体は玩具製造事業全ての権限を<玩具製造者組合>に
譲渡しました。組合は玩具製造に関して完全な法的権利を持つ
継承者とみなされることとなります。
こうして組合はモスクワ地方自治体からの貸付金により
工場の土地、設備だけでなく、製品全てを譲りうけました。
1929年、組合を元に<セルギエフ工芸品家内工業組合>を創設。
1930年に町名がザゴールスクと変わると組合も<ザゴールスク>と
名称を変え、集団労働工場のシンボルとなりました。
1960年、ロシア共和国議会決議により、組合は国営企業
<ザゴールスクおもちゃ工場No.1>となります。
1990年9月5日、モスクワ州人民代議員会議決議により
工場は工芸品製造企業に移管され<工芸品とおもちゃ工場>と
名称を変えました。
1992年、私有化に伴いLLP<工芸品とおもちゃ工場>と改組され
1998年には株式会社となりました。
現在はセルギエフ・ポサード(また、ザゴールスク)伝統の
マトリョーシカおよびロシア各地方の民族衣装を着た人形製造の
公式製造者となっています。
<工芸品とおもちゃ工場>ホームページより(ロシア語)

お客様から「普通のマトリョーシカってどれですか?」と聞かれることがあり
みなさまそれぞれに”普通”のイメージを持っていらっしゃるので
自分自身おさらいの為に訳してみました。
伝統的、という意味ではここのマトリョーシカが一番近いかと思います。

10ピースもかわいいし、3ピースもかわいいし、
一番おおきいコが赤ちゃんを抱いた5ピースは
ご出産祝いなんかにすっごく良いかと思います♪

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