すばらしい特別展示会がモスクワで開かれていることを
教えていただいたので行ってみました。
私がモスクワで宿泊している家からは徒歩40分。
祭日で人通りの少ないモスクワの街を歩くには
ちょうどよいお散歩となりました。
全ロシア美術工芸博物館で開かれた
「ロシアスタイルの至宝展」と題したこの展示会は
マトリョーシカが生まれるきっかけを作った
アブラムツェヴォ芸術運動の作品を一堂に紹介する
(私には)大興奮の展覧会。
ロシアの富豪によってマトリョーシカが開発され、
その後どのように世界に受け入れられていったのか。
ご興味のある方は
現在ロシア・フォークロア談話会「なろうど」にて
熊野谷葉子さん連載中の「マトリョーシカのルーツを探して」を
ぜひご一読ください。
「全ロシア美術工芸博物館」はサドーバヤ環状道路沿いの 地下鉄駅からちょっと遠い場所にあります。 |
1階にはチケット売り場、クローク、ミュージアムショップがあり
展示は2階から始まります。
ここは以前は「何にもない」と良い評判を聞きませんでしたが
ここ数年でコレクションをまとめ
「人を呼べる」博物館に生まれ変わろうとしているようです。
学芸員のおばあさんたちもとっても親切で
ちょっとした質問などにもこころよく応えてくれました。
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「ロシアスタイルの至宝」展示コーナー。
アブラムツェヴォ芸術村の仕事を中心に
19世紀末のインテリア民芸作品を紹介しています。
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大きなホールに十分な展示品が並んでいましたが
実はもう一つ写真撮影禁止の展示室があり
そちらでは細かな木彫をもっと間近に見ることができました。
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ブルーベリがデザインした陶器製だんろ。
実はこれ、1900年のパリ万博に出品されたオリジナル。
世界で初めて「マトリョーシカ」が紹介された
同じ万博会場にいっしょに展示されたものです。
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