2018年5月31日木曜日

買付けの旅☆ごちそう④バレンチーナ・ダロフェエワさん

こちらも恒例となりました、
マトリョーシカ作家のダロフェーエワさん宅。
毎回、「ヒロミに何食べさせようかな~?」と
いろいろと考えておいてくれます。

「娘たちがスシ・ロールが大好きなんだけど
私はこれをロシア風にアレンジしたの。
名付けてロシア・ロールよ♪」
トルティーヤのようなこの生地、
旧ソ連のアジア地方で一般的に食べられているので
スーパーなどでも良く売っているんだそうです。
これにロシアでは”スシ”によく使われる具材である
サーモン、チーズ、トマト、レタスなどを巻いた
ダロフェエワさんのオリジナルレシピ。
確かに、この具材ならお米で巻くなんちゃってスシより
ラップサンドにした方がよっぽど美味いかも~☆

「いつも行くお店で見つけた最近のお気に入り。
一緒に飲みたいと思って買っておいたの」と。
コケモモ入りのメドウーハというはちみつ酒です。
これがまた、美味しくてですね~!
アルコール度数4.5%で微炭酸、
ベリーのさわやかな酸味が後引くうまさです。

食事の後にはティータイム。
ナッツクリームが挟んであるウエハースが
やさしい甘さで美味しかった~。
うまい、うまい、とぱくぱく食べていたら
「日本にお土産に持って帰りなさい」と袋ごと頂いたのだけど
ロシア滞在中に全部たべちゃいました(笑)

買い付けの旅☆ごちそう③エレーナ・ウバロワさん

おじゃまする度に手作りのご馳走でもてなしてくれる
エレーナ・ウバロワさん。
今回はたくさんのリンゴとハチミツ、
そしていろいろな種類の焼き菓子を用意してくれました。
りんごは擦りおろしだけのものや甘く煮たもの、
生のりんごを大きめに切ってハチミツをかけたり。
ほんと、アイデア豊富でお料理上手なんです♪


ご主人のドミトリーさんは風景画家ということもあって
植物やお花が大好き!
ベランダではイタリアから持ち帰ったマスカットまで
栽培しています。
夏になるとベランダ一面にさまざまなお花が咲き誇り
良い香りに包まれるのがうれしいのだそう。

エレーナさんはいつもお持たせしてくれるので
一人出張者にはありがたい!
この焼き菓子、ってゆーかパンみたいなやつは
冷めてももちもちしてて不思議な食感。
セモリナ粉とチーズの風味が美味しい一品でした。

さらにキノコのピロシキも。
初夏のような日が続いたので冷蔵庫に入れておいたら
2日目はさすがに硬くなったので電子レンジでチン。
ほわほわ感が復活しておいしくいただきました!

買付けの旅☆ごちそう②パスハの日曜日

モスクワにいる日曜日はたいてい
お土産物市場「ベルニサージュ」にでかけますが
今回はパスハということであちこちでご接待頂きました♪

こちらはビクトル・ニキーチンさんにごちそうになった
奥様手作りのレーズン入りのクリーチ。
ふっくら焼き上がっていて、美味しかった~☆

たくさん頂いたので翌日の朝ごはんに。
一日経ってもしっとり、そのままの風味で
美味しくいただきました!

こちらはアンナ・リャボワさんとご主人との宴。
なんかね、珍しいもの用意するのよね、ミーシャが。
美味しいっちゃ~美味しいんだけど
「何」かは聞かない方が良いような・・・(笑)
ウズラの卵を食べたのがすごく久しぶりで
なんだか懐かしくてぱくぱく食べちゃいました!

土曜日の夜から日付の変わるころまで
テレビでは生放送で儀式の様子が放映されます。
モスクワの中心地に建つ救世主キリスト大聖堂は
ロシア正教会の最も重要な聖堂の一つ。

ロシア正教の長、モスクワ総主教キリル一世が
祭事にあたります。
実はこの土曜日にちょっと夜遊びしてたので
11時過ぎに地下鉄に乗ったのですが
クリーチを片手にした沢山の人を見かけました。
それぞれに教会や聖堂に向かう幸せを願う人々に会って
とても微笑ましく、心洗われた気分になりました。
そして、「飲み過ぎたな~」と反省…(笑)

買付けの旅☆ごちそう①パスハのご馳走

今日は4月の買い付けであちこちでご馳走になった様子を
ご紹介します!

まずは、ラリサ・バビロワさん宅での
ロシアのパスハ(キリスト復活祭)のご馳走を。
今年はカソリックなどと同じくロシア正教会も
4月8日がキリスト復活祭でした。
ラリサさんのお宅におじゃましたのは金曜日だったのですが
4月8日は聖なる日曜日、そしてそこから一週間は
「聖なる7日間」としてご馳走を食べることが許されるそう。

まずは色付けしたゆで卵を
「С праздником(おめでとう)!」
「Христос Воскрес(キリストは復活せり)!」
と言いながらお互いにぶつけ合って殻を割り
宴の始まりです。
パスハ(チーズケーキ)はクリーミーなスメタナと
ミルキーなトヴォローグの2種類。
クルミと干しぶどう、パイナップルのチキンサラダ。
これがさっぱりして、すっごく美味しかった~。
それにしてもむちゃくちゃ豪華です☆
 
こちらもお手製のクリーチ。
「今年はどんな飾り付けにしようかな~」と考えるが
毎年楽しいのだそう。

皮から手作りのペリメニが登場!
あつあつで美味しかった~☆

キノコたっぷりのピザも皮から手作り。
ラリサさんはお母様譲りで、とっても料理上手です♪

ラリサさんは以前モスクワのデザイン会社に
勤めていました。
こちらの製品はそのころの作品だそう。
お花のデザインが今のラリサさんの作品にも通じますね!

このクロスもラリサさんのデザイン。

ラリサさんは2匹の黒猫ちゃんと
お母様、お姉さまと一緒に暮らしています。

2018年5月29日火曜日

イベント出店、出品のお知らせ☆

6月、7月はイベントが目白押しです~!

『ロシア東欧フェア』
場所:名古屋タカシマヤ 10階催会場
   各線「名古屋」駅直結
日にち:6月14日(木)~19日(火)
6月イベント予告ページ
https://www.jr-takashimaya.co.jp/event_yokoku/
昨年夏開催された「雑貨で楽しむ世界旅行」に続き、
今年はサッカーW杯で盛り上がるロシアに焦点をあて
「ロシア東欧フェア」が開催されます♪
同時期開催の『暮らしのSTORE展』は
毎年多くのファンが集まる人気のイベントと言うことで
今年もたくさんの方にお会いできるのを
楽しみにしております!

『ロシア書籍バザー』
場所:日本ロシア語情報図書館東京ロシア語学院内)
   小田急線「経堂」駅徒歩5分
日にち:6月16日(土)、17日(日)
毎年「全国ロシア語コンクール」に合わせて開催されてる
ロシア書籍のバザー。
今年は名古屋出店の為母校に顔を出すことができませんが
バザーならではの品揃えを用意していますのでお楽しみに。
アルハンゲリスク空港の売店でみつけた
「白海産コンブ入りのイワンチャイ」、激レアですよ☆
1階入口では日本ユーラシア協会のバザールが開催。
ロシア、ユーラシアの雑貨と食品が所狭しと並びます。

『夏のユーラシアバザール』
場所:日本ユーラシア協会大阪府連合会
 地下鉄谷町線、長堀鶴見緑地線「谷町六丁目」駅徒歩5分
日にち:7月12日(木)~14日(土)
今年も夏のバザールにお声がけいただきました♪
ちょうどサッカーW杯ロシア大会の決勝前ということで
W杯グッズや人気アニメ「マーシャとクマ」のグッズなど、
パルクからは今のロシアが感じられるような商品を出品します!

『キッチュなロシア民芸』
場所:ラブディエン
  東急目黒線「不動前」駅徒歩5分
日にち:6月28日(木)~7月15日(日)
待望の「自分の城」を目黒に構えたラブディエンさんで
ロシア・フェアを開催していただきます☆
4月の買い付けで
「ラブディエンさんはこんなん好きだろうな~」と
一人にやけながら色々なかわいいモンを仕入れてきました!
パルクのお店用だとまず買わないだろう、ってものにも
目を光らせてきましたよ。
そういう買付けって初めての感覚で、すごく楽しかった~。
ラブディエンさんのお客様にも
キッチュなロシア雑貨を楽しんでもらえたら嬉しいです♪

『リトアニア・フェア』
同時期にパルクでは今年もリトアニアフェアを
開催します~☆


2018年5月25日金曜日

エレーナ・ウバロワさんのグリーティングカード☆

パルクのショップカードをデザインしていただいた
エレーナ・ウバロワさんのカードが入荷しました♪

春夏シリーズの新作は家族でピクニック☆

そして・・・
マトリョーシカ・シリーズはどんどん増殖しています!
マトリョーシカを描くのは好きでないと言っていたので
「どうしちゃったの?」と心境の変化を聞いてみました。
元々、衣装デザインを手掛けていたエレーナさんは
ロシア的な民族衣装や柄にとっても精通しています。
展示会などでマトリョーシカ・シリーズが好評なのと
お人形さんのような形が決まっていることで
逆にどんどん衣装デザインが湧いて来るようになり、
新作を描くのが楽しいんだそうです。
それにしても、どのコもかわいいですね~☆

2018年5月24日木曜日

買い付けの旅☆ペテルブルグ②マリーナさん

今回初めてお会いしたペテルブルグ在住アーティスト、
マリーナ・ロモジナさん。
おかげさまでマトリョーシカや起き上がりこぼしなどの
作品がご好評いただいております。
2月に双子ちゃんを産んだばかりと言うことで
ご自宅にご招待いただきました。
演劇活動の中で出会ったご主人ともモスクワの生まれで、
子供のころからの夢だったペテルブルグで暮らし始めて
3年ほどとのこと。
オリジナルの戯曲を書いたり、演じたり、踊ったり、
舞台背景や道具を作ったり・・・
お二人とも演劇に関わるあらゆることに通じているそう。
3歳になる娘さんのために色々とおもちゃを作っていると
友達や知り合いたちから「うちの子にも作って!」と
依頼をうけているうちにマトリョーシカも描くように
なったそうです。

こちらがマリーナさん最初の作品、起き上がりこぼし。
たくさん遊んでもらった様子がうかがえます!

娘さんのためにご主人が作ったトラック。
すごくシンプルな作りなんですけど
子供が乗ってもちゃんとすいすい動くんですよ!

こちらがミーラちゃん。
もちろん、ベッドはパパの手作り♪
モビールはマリーナさんの手作り♪

本格的なチェステーブルも作っちゃいます!

白樺の木片が手に入れば
こんな風に筆立てやコップ、トレーに変身。
ゾウさんの動くおもちゃ、かわいくないですか~!

お部屋の壁はマリーナさんの世界に包まれて。

生まれたばかりの双子ちゃんや
さまざまな楽器を操る音楽家の長男くんもいて
とても賑やかで素敵なご家族です。
なんていうんですかね・・・
居心地のよいカオス、って感じ?
マリーナさんの作品にもにじみ出ていますよね~。

ちょっと早めに最寄り駅についたので
あたりを散策していて見つけたカフェの看板。
ふくよかなマトリョーシカちゃんが
とってもかわいいです。

2018年5月23日水曜日

買付けの旅☆ペテルブルグ①ホテル




今回のペテルブルグ行きは特急「サプサン」号を利用して
約4時間の列車旅。
モスクワに戻る際、早朝の便に乗る予定だったので
移動が楽なように駅周辺で宿泊先を検索したところ、
ちょっと面白いホテルを見つけました。
その名も「銀の時代」。
19世紀前期からのプーシキンやゴーゴリをはじめとして、
その後登場するツルゲーネフ、ドストエフスキー、
レフ・トルストイなどが活躍した時代が
「ロシア文学の黄金時代」と名付けられるのに対し、
一時期のロシア文学界の低迷後、
20世紀初めに現れたブロークやベールイなどが活躍し
再びロシア文学が花開く時代を「銀の時代」といいます。

ペテルブルグの中央駅「モスクワ」から徒歩5分ほど。
お土産物屋さんとカフェの間に見える
居住者用の玄関ドアがホテルへの入り口。

よく見るとホテルのプレートが掛かっています。

玄関ホールはこんな感じ。
ベビーカーが置いてあってほのぼの~。
生活感がハンパないっす(笑)

時代を感じる階段を上って2階へ。

こちらがホテルの入り口です。
各部屋に続く廊下も良い感じでしょ?



お部屋はこじんまりしたシングルルーム。
窓は中庭に面していて中心地のわりに夜は静か。

デスクには手描きお手紙(コピーです)が。
「オシプ・マンデリシュタムよりアンナ・アフマートワへ」
その時代にタイムスリップした気分になります~。

こちらのホテルのウリが、こちら!
宿泊者がいつでも利用できる食堂です。
希望があれば年代物のサモワールも利用可能。
そして左奥に見えるソファは
アフマートワが実際に使っていたといわれるもので
こちらでお会いしたマトリョーシカ作家さんと
きゃっきゃ言いながら写真撮りっこしました。

お菓子や紅茶、コーヒーは飲み放題、食べ放題。
自分の部屋へ持ち込んでもOK!
立地がとても良かったので
街を歩き回って、一度ホテルに戻って休憩しては
次の買い付け場所へGO!と、
今回とても仕事がはかどりました~!

ペテルブルグの中央駅「モスクワ」のコンコース。

ロシアは広い!

サプサン号は乗車時にパスポート提示があり安心、安全。
(テロとか心配ですからね・・・)
飛行機は早くて便利だけど、列車の旅も良かったです!

ちなみに、今回の旅のお伴はこちら。
シニアに上がって初シーズンのモスクワでの印象とか、
いろいろと元気もらいました☆

買付けの旅☆アルハンゲリスク

アルハンゲリスクに行くのは5度目、ということと
4月上旬でそろそろ温かくなり始めるかな~、と
高をくくっていたら、ま~、寒くて、寒くて。
いまいちデジカメを取り出して写真を撮る気になれず・・・
そんなわけで、アルハンゲリスク編は
ちょっとしたスナップショットでお届けいたします。

今回宿泊した「スタリッツァ・パモリヤ」は
セベロ・ドヴィナ川岸に建つこじんまりしたホテル。

すぐ隣には有名な大型ホテルがありますが
こちらにも宿泊した有名人のサインが沢山。

目の前にはセベロ・ドヴィナ川の雄大な景色。
と、思いきや・・・
地図で測った感じで2kmはあろうかという向こう岸へ
人影がポチポチと。

完全に冬季限定の「道」として整備されいます。
この辺りは中洲や半島状の土地が多いのに
それらをつなぐ橋はとても少ないので
北方の人たちにとってこの凍てつく寒さは
生活に便利な面も多くもたらしてくれているようです。

以前宿泊していたホテルよりもちょっとお高めの
このホテルを今回選んだ理由は
民芸品工房まで徒歩で20分くらいで行けるから。
ところが朝起きたらますます雪が積もって、この状態。
結局ホテルで送迎タクシーを呼んでもらうことに。

出張中の宿泊先を選ぶ時は
お値段と利便性を天秤にかけるわけですが、
ちょっとお高めホテルの良いところは
朝食に外れがすくないところ、ですかね。
出張中は大抵お昼を抜くことになるので
一日の栄養源となる朝食はとっても大切なんです。

こちらはオリガ・ザバイキナさん宅。
今回、二番目の娘さんのパートナーが
空港まで迎えに来てくれました。
一人目の娘さんは息子さんと一緒にオリガさんと同居して
主にメゼン塗りを得意として制作活動をしています。
二番目の娘さんはデザイナーとして活躍し
パートナーさんと一緒に主に革細工作品を制作しています。
オリガさん宅にはこの二番目の娘さんが描いた作品が
飾られていました。
植物図鑑にあるような押し花を再現した細やかな画風です。

食堂のライトや時計回りにも彼女の作品が。
こちらはデザイナーらしく
すっきりまとまった、かわいらしいお花のデザイン。
それにしても、皆さん本当にセンスが良いですね~♪

夕方のアルハンゲリスク空港。
空気がきりっとした中、
夕日がとっても鮮やかに輝いていました。

飛び立って3分後くらいには
アルハンゲリスクの町が一望できました。
真っ白な部分は凍ったセベロ・ドヴィナ川。
それにしても、寒そう~!!