ロシアのビール

新着商品のご紹介がひと段落ついたので
10月末にモスクワ買い付けに行ってきた時のことを
少しご紹介します。

まずは恒例の（笑）ロシアビールのご紹介を。
初日の夜はСибирская Коронаのクラシック。
くせが無く軽いので飲みやすいです。
ホテル住まいでもちゃんとグラスを冷やす律儀な私。

今回は最初の2日間を超大型ホテル＜コスモス＞に泊まりました。
このホテルの目の前に＜ВВЦ＞（全ロシア展覧会センター）という
大きなパビリオンセンターがあります。
ちょっと用があったので＜ВВЦ＞をぐるぐる回っていると
丁度お腹を空かせたころにシャシュリク（お肉の串焼き）のにおいが！！
たまらずホテルに持ち帰り晩ご飯にしました。
この日のお伴はТри Богатыря。
このビールはくせがあって重いので肉の塊だけのつまみでは
ちょっとつらかったです。

Золотая Бочкаは最近一番好きな銘柄です。
ほどよく香りが立って飲み口は軽いので飲みやすいです。
カフェで夕食を終え、ホテルでの作業を前に一杯引っかけた
ビールなのでつまみはありません。

ちょっと番外編。
グム百貨店の中のスタローバヤというカフェで夕食を取った時に
面白いビールを見つけました。
＜ジグリ＞と言えばソ連時代から現在までロシアの一般大衆車として
広く親しまれているメーカーとして有名です。
スタローバヤというカフェはソ連時代をモチーフにしたカフェなので
そんな名前のビールも置いてあるのか、と思ったのですが
実は新アルバート通りにあるビアレストランのオリジナルビールでした。
1960年代から90年初めまで新アルバート通りに
＜ジグリ＞という名のビアレストランがあって、ソ連時代には
モスクワ、又ロシア中のビール好きの聖地となっていたそうです。
近年復活してまた若者たちの人気スポットになっています。

作家さんのマトリョーシカ２

昨日に引き続きまして。

こちらはセルギエフ・ポサードの作家
コバレンコさんの10ピースマトリョーシカです。
明るい笑顔で華やかなお洋服を着ていて
寒い冬でもお部屋がぱっと明るくなりそうですね。

こちらはポルホフ・マイダンの作家ジナイーダ・コトワさんの作品。
白木のマトリョーシカや他の木型を販売しながら
自分の作品も並べて販売していました。
特徴的な大きなお花柄がポイントになっていて
ポルホフ・マイダンの作家さんらしい作品です。

作家さんのマトリョーシカ

今回の買い付けで新しく出会った作家さんの
マトリョーシカをご紹介します。

モスクワの作家、ガリーナ・チェーホワさんのマトリョーシカは
ホフロマ塗りをモチーフにしたとってもロシアらしい柄。
青とか金色とか、変わった色もとてもきれいだったのですが
「日本人は赤色が好きなんでしょ？」と言われ、
「・・・国旗が赤いから？」と聞いたら
「日本人のお客さんはみんな赤、赤って言うのよ」と言われました。
「・・・じゃあ、赤にします」と。（笑）
お顔は丁寧でかわいく、お腹の柄や二ス仕上げもとってもきれいです。

セルギエフ・ポサードの作家セルゲイ・ガブリロフさんの
起き上がりこぼしはとっても楽しいです。
スカートと扇子を広げた女の子たちの洋服の色遣いがポップで、
どうぶつシリーズのクマやネコは何ともほのぼのしてます。
起き上がりこぼしはカランコロンと音色が響きます♪

ラダン（乳香）

ロシア正教の教会に入ったことがある方なら
僧が祈祷をささげながら鎖に吊るした香炉を振り
香りで清めるのを見たことがあると思います。
香炉の中で炭を燃やしその上でラダンと言う乳香でできた
香料を焚き、教会中に甘い香りを充満させます。
乳香はキリスト生誕の際、東方の三博士が贈った三つの品の
うちの一つとされています。
甘くすっきりとした香りには神経を鎮める作用があると言われ
深い呼吸をもたらし、咳やのどの痛みを和らげる効果も
あるそうです。
（Wikipediaより）

乳香はムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂で

紀元前40世紀エジプトですでに香として使用されていたとされています。

この乳香にスイカズラ、ヒヤシンス、ローズ、ライラックの香りを

アレンジした4種のラダンを用意しました。

オーガンジーの袋に入っていますのでこのままアロマバッグとして

お楽しみ下さい。（各300円）

医龍３

みなさま、毎週木曜日夜10：00から放送中の「医龍３」を
ご覧になってますでしょうか。
ぜんぜんロシアとは関係のなさそうなドラマなのですが・・・
昨日放映された第7話。
明真大学付属病院学長（夏木マリ）宛てにロシアから届いた
郵便物の中から・・・マトリョーシカが出てきました！
「я вернусь к вам」
夏木マリさんのロシア語、かっこよかったですね～。
このマトリョーシカは来週放映される第8話にも
ちょこっと出演するようですので
お見逃しの方はぜひご覧になってみて下さい。
岸辺一徳マト、一見の価値ありです（笑）

実はちょっとだけパルクもご協力させて頂きました。

「戻ってやる～」

ウバロフ家にご招待♪

今回もエレーナさんのグリーティングカードを買いつけようと
「どこで買えますか？」とメールしたところ
「何店かのお土産物屋さんに置いてあるけど
時間があったら家に来ない？」とご自宅にお誘い下さいました。
ご夫婦で絵描きの方のお宅にご訪問なんて！
ぜひぜひ、とお願いさせていただきました。

リビングはアトリエとしても利用し、イヌ１匹、ネコ２匹と同居生活
ということであえて家具を置かず、広々としたお部屋です。
壁にはお二人の作品が掛けてあり
ちょっとした生活雑貨には良く見るとエレーナさんが絵付けをしていて
とってもすてきなお部屋でした。

エレーナさんの作品にはよくネコとイヌが出てきますが
実はモデルがいるのです。
このネコちゃんはとっても大人しくてお姫様のような気品があります。

ワンちゃんのほうはシベリアにいた時に拾ったコだそうです。

よほどひどい目にあったみたいで、今でも初めての人を見ると

怖くてワンワン吠えるんです。

30分くらい「あっち行けーー！」と言わんばかりに吠えられましたが

そのうち疲れたのか、リンゴをもらったら大人しくなって

私の足元ですやすや寝始めてました。

彼女のカードはとっても発色がきれいで

細かな線までプリントされているので秘訣をお聞きしたら

「それはあなたたち日本人のおかげなのよ」と。

色々試したけどなかなか納得がいかず、

ＥＰＳＯＮのプリンターを試したら思い描いたプリントが

実現したのですって。

いや～、こういう時、日本の技術力を誇りに感じますね！

ちなみにカードペーパーはドイツ製で

本当に一枚一枚自分の手で仕上げています。

ウバロワさんのカード

シベリア生まれのエレーナ・ウバロワさんのグリーティングカードが
入荷しております。
今年3月に買い付けに行った際は夏の風景を多めに仕入れましたが
今回はエレーナさんの本領発揮！冬の風景をメインに
仕入れてきました。
子どもの頃の思い出を描いていると聞いていたので
「シベリアの冬はすっごく寒いんでしょ？こんな風に外で遊んでいても
大丈夫なんですか？」と聞いたら
子どものころからの友人に
「そーそー！こうやって遊んだわよね～。よく覚えているわね！」と
言われたそうです。
本当に、絵だけ見ていると温かそうですよね♪

チェブラーシカコーナー

お聞きしたところではちらほらと12月18日から公開される
チェブラーシカの映画ＣＭが放映されているそうです。
楽しみですね～♪

注文していたアンティークの木箱が届いたので
チェブラーシカものをまとめてコーナーにしてみました。
おしゃべりするぬいぐるみ、しかけおもちゃ、木製と陶器の置物、
セラミックと木製のマグネットなどがあります。
あ、あと白と茶色のマトリョーシカもあります！

グリーティング・カード

毎年楽しみにされている方も多いロシアのクリスマスカードが
入荷しました。

ロシアでは来年は”ネコ年”なのでネコものが多かったのですが
「ウサギもあり」といういいかげんなロシア。
なるべくウサギを選んで仕入れてきました。
少しだけネコが混ざっているのは、あまりにかわいかったので・・・（笑）

この長方形のタイプはA4の三つ折りサイズなので
80円で国内郵送することができます。
ロシアのカードは新年のお祝いカードになっています。
クリスマス（キリスト生誕祭）のお祝いメッセージが付く場合は
旧暦の1月7日にお祝いをするので
「ハッピーニューイヤー、アンド、メリークリスマス」
という順番にメッセージが書かれています。

ミニカードは2種類セットになっています。
プレゼントにちょこっと忍ばせてメッセージカードにいかがでしょう？

木のおもちゃ

今回、買い付け最終日にとってもかわいい木のおもちゃを
見つけました。
ヤロスラブリのミハイル・マシニェツというアーティストが
プロデュースする≪ヤロスラブリの木の昔話≫という工房の製品です。
３才の子どもから安心、安全に遊べるように
環境の良いところで育った白樺の無垢材を材料に使っています。
絵付けを定着させるラッカーには水性のものを使用。
水で洗ったり、長年使い続けても消えてしまうことがないよう
配慮されています。
ロシアの昔話をモチーフにしたパズルを特徴としていて
小さな子どもにはお母さんが登場人物を使って
遊びながらロシアの昔話を聞かせてあげることができ、
少し大きくなった子どもたちは、思い思いの想像力を発揮して
オリジナルストーリーを生み出す道具となります。

今回はクリスマスにちなんだものを仕入れてきました。
アイデア次第でとってもすてきなクリスマスデコレーションに
なると思います♪

ブルミストロワさんのペンダント

リュドミーラ・ブルミストロワさんが描いたペンダントの
準備が整ったので店頭に出しました。
淡いパステル調の色遣いが日本人にはしっくりきますね！
娘さんのエカテリーナさんのペンダントはくっきりした色遣い。
細かなところまで気を抜かない丁寧な絵付けで、
どちらかというと元気カラーが特徴です。

ちなみにリュドミーラさんのマトリョーシカはあと一つです。

3月に買い付けに行った際にはお母様のリュドミーラさんが

お店に立っていましたが

今回は娘さんのエカテリーナさんとそのご主人のアナトリーさんが

お店に立って販売していました。

お二人によるとお母さんはもう年なので作品づくりに専念してもらって

若い二人がお店を切り盛りしているのだそうです。

このご主人もなかなかのアイデアマンで

エカテリーナさんが描くマトリョーシカのデザインを考えたり

お顔以外の部分の絵付けを手伝ったりしてるそうです。

宇宙飛行士をモデルにしたシリーズはアナトリーさんの

自信作みたいで、しきりに勧めてました（笑）