今回もラリサ・バビロワさんに一日付き合ってもらって
遠足してきました!
セルギエフ・ポサードの中心からバスに乗って20分ほど。
チェルニゴフスキー修道院というところに行きました。
現在はセルギエフ・ポサード修道院の別院として
一般に開放されています。
1844年、至聖三者聖セルギィ大修道院の府主教代理、
聖アントニーがモスクワ大主教聖フィラレートの考えを
積極的に取り入れる場として創建。
1847年に修道士の一人、フィリップが
スヒマ(より苦行的戒律を重んじる分派)を実践するため
地下に洞窟を堀り修行を始める。
人の喧騒から離れた美しい自然の中で静かに修行できると
沢山の希望者が集まり
多い時には400人もの修道士が地下に暮らしていたそうです。
1917年にロシア革命により閉鎖されましたが
1990年に再興し、現在も修道院として多くの信者を
惹きつけています。
|  | 
| 
実はこの修道院。 
後に修道士たちはまったく外に出ることなく地下でのみ生活し 
人が増えるにまかせてどんどん地下スペースを広げ、 
今ではどのくらい掘り進んだのか分からないほど 
迷路化しているのだそうです。 
そして発掘調査で多くの殺害された遺骸が見つかっていて 
日に当たらない生活の中、信仰はどんどんカルト化していき 
殺し合いが起こったのではないかと考えられています。 
地下教会を見たい場合は 
一日に何度か行われるツアーに参加しなくてはいけません。 
関係者も全体像が分かっていないので 
道に迷ってしまうと、誰も助けに行けないのだとか・・・ | 
|  | 
| 
で、ビビった私は、地上にある修道院だけ 
ラリサさんと巡ることにしました(笑) | 
|  | 
| 雪景色の中、本当に美しい風景です。 | 
|  | 
| 敷地奥に聖なる泉が湧いていて、自由に汲むことができます。 | 
|  | 
| 
前にビールを紹介した時に 
ここで汲んだ聖水が写ってたんですよ! 
特に万病に効く、ということで咳がなかなか取れない私に 
ラリサさんがお勧めしてくれました。 | 
|  | 
| 
修道院では自給自足をしていて 
ここで育ったベリーや野菜などを買うこともできます。 
売店にはスタンドカフェも併設していて 
冷えた体を温めるのにちょうど良い休憩ができます。 | 
|  | 
| 
チェルニゴフスキー修道院の後は 
バスと電車を乗り継いてホチコヴォのポクロフスキー修道院へ。 
ロシアで最も古い修道院の一つで、創建年は不明。 
年代記に初めて登場する1308年を記念年としています。 
ロシア正教の大本山、至聖三者聖セルギィ大修道院創立者 
聖セルギィ・ラドネジスキーの生まれた修道院で 
数々の奇跡の伝説を残しています。 | 
|  | 
| こちらの修道院も平日ということでとても静か。 | 
|  | 
| ちょこっとだけ。ラリサ・バビロワさんです! |