ひえっ!
名古屋での催事でばたばたしていたのを機に
4月の買い付け記を一か月も放ったままになってました。
これだけは書いておきたい!ってネタが
もう少しだけありますので
備忘録にお付き合いくださいませ。
今回モスクワで2泊だけ宿泊したホテルが
ちょっとおもしろい経歴の建物でしたのでご紹介します!
「ホテル・グラフスキー」の建物は
1866年に建築家グシンにより設計、
1897年に市民技師マルコヴィによって
「19世紀の典型的工場」の一つとして後世に残すよう
モスクワの歴史的中心地ハモブニキ地区に移築されました。
後にハモブニキ地区ビール・蜂蜜酒工場「モスクワ」の
複合設備の一つ、工場で働く人たちの寮として
利用されていました。
工場閉鎖後はしばらく放置されていた建物を
レンガ壁など、当時の素材やインテリアを残しつつ、
ビジネス、観光客のニーズにこたえた現代的なホテルとして
2016年に開業しました。
また、「モスクワ」ブランドは1863年創業の老舗企業で
1902年には皇帝ご用達店を賜る一流巨大メーカーでした。
革命後は国営企業としてビール、アルコール飲料の製造、
また、アルコール禁止運動の時代を経て
クワスやモルスなどのノンアルコール飲料の製造などで
ソ連時代を生き抜いてきました。
ソ連崩壊後の2005年に工場閉鎖に追い込まれましたが
モスクワ郊外に創業した「モスクワ・ビール醸造会社」
によって2012年にブランドが復活、
ここ数年若者の間に広がるビール人気の中でも
ひとランク上の大人ビールとして定着しています。
(「ホテル・グラフスキー」サイト、
「ハモブニキ・ビール工場」ウィキペディアサイトより)
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ホテルの入り口は表のレフ・トルストイ通りではなく
中庭側にあるので分かりにくい!
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建物の歴史を伝えるレリーフの周りは
あえてレンガをみせるデザインに。
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お部屋はこじんまりしたスタンダード・シングル。 最上階の3階は屋根裏気分が味わえます。 天窓からの光がさんさんと入り込みイイ感じ♪ |
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シャワールームも天窓で
昼間は電気をつけなくてもよいくらいに明るい!
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ロシア滞在の最後の3日間ということで
朝食にちょっと贅沢したかったことも
このホテルを選んだ理由の一つ。
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朝からとっても贅沢な気分でした~。 |