ということで、今回はペテルブルグ編。
2016年の秋の買い付けでは、モスクワのほかに
サンクト・ペテルブルグとキーロフに行ってきました。
ペテルブルグというと立地の良い中心地の高級ホテルか
ちょっと郊外のスタンダードホテル、という感じでしたが
最近は行政的な規制が緩和されたのか、
アパートの数室を宿泊所に開放したり、
歴史ある建物をリフォームしたりして、
お手頃価格で色々な場所に宿泊できるようになりました。
そして、そういう施設を紹介するサイトも充実していて
検索するのが楽しくて仕方ありません!
日本人観光客にとっての問題は、あとはビザ、ですね。
プーチン大統領、安倍首相、どうぞよろしくです!
今回、ペテルブルグで宿泊したホテルは
そんな中でもピカイチに変わった施設で、
名前を「ロシア帝国軍大臣邸ホテル」と言います。
アレクサンドル二世の時代の帝国軍大臣、
ドミトリー・ミリューチン元帥のために1874年に建てられた
執務室兼邸宅で、ロシア革命の起こる1917年まで
歴代の大臣が邸宅として利用していました。
パーベル一世(1754年‐1801年)の居城として建設された
ミハイロフ宮殿の目の前にあり
ロシア美術館、血の上の教会へも徒歩圏と
まさにペテルブルグの中心地に位置しています。
趣のある入り口。
って、とてもホテルと思えないでしょ(笑)?
恐る恐るドアを開けると大きなホールになっていて、
さらに10段ほどの階段を上ったところにレセプションがあります。
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裏手のお庭よりホテルの全景。 |
で、そのまま目線を右に移すと、
じゃじゃーん!ミハイロフ宮殿の目の前です!
パーベル一世が敬愛していたとされる
ピョートル一世の青銅の騎馬像が古都を見守っています。
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お部屋はエントランスが付いたシングルユース。
ペテルブルグ滞在中はずーっと雪交じりの雨で
帰宅の度にコートや傘がびしょびしょになりましたが
ベッドルームと別にエントランスがあるので
濡れたものを部屋に持ち込まずに乾かすことができて
とっても快適でした。
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軍人さんの執務、生活空間にしては
なかなかの少女趣味な気が・・・
「奥さんの趣味なのかな??」と案内役に聞いたら
「男だってこういうのが好きな人もいるんじゃない?」ですと。
ほんと、ロシア人って分かんないわ~(笑)
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ね?なんか、かわいいでしょ? |
広いダンスホールでは
年に何度か舞踏会が開かれていて
当時の衣装をまとった紳士、淑女が集まり
華やかな時を過ごすのだそうです。
「戦争と平和」のワンシーンが目に浮かびますね~♪
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