2017年11月17日金曜日

ロシア買い付けの旅⑥☆モスクワマラソン

ニジニ・ノブゴロドはこの辺にして
モスクワに行きます~☆
滞在中の9月24日、モスクワマラソン大会が開催されました。
最後の夏の名残といった感じのお天気の中
ランナーたちも気持ちよさそうでした。
それにしても、いつもは広い車線を車で埋めつくす
モスクワの中心地に全く車が走っていません。
なんというすがすがしい光景でしょう!

ルィジニキ・スタジアムからスタート!
モスクワ川に沿って、その後環状道路や中心地を走り、
ルィジニキ・スタジアムに戻ってゴールです。

宿泊先の目の前の環状道路も交通規制中。

これは気持ち良いわ~☆

フルマラソンと10km参加者の分岐点。
42.2kmって…、さすがロシア(笑) 

ロシア買い付けの旅⑤☆セミョーノフ(2)

それでは本題のホフロマ塗り見学です♪

ホフロマ塗り工房の敷地はとっても広いです!
木工部、マトリョーシカ絵付け部とは別棟に
ホフロマ塗り絵付け部があります。
外を歩いて別棟に移動する際に通る壁面に
ホフロマ塗り誕生の歴史が写真と共に紹介されています。

大きな木のカゴ一杯に生産されていたようす。

驚くことに現在でもこの木製のカゴが使用されています。
ガイドさん曰く
「すごいでしょ~。百年以上前からこれ使ってんのよ。
どんなに技術が発展しても良いものは残るのよね」
軽くて、丈夫、
ちょっとくらい壊れてもその部分だけ木を接げば
何年でも使えるんですって。

マトリョーシカの絵付け部とはまた違って
ホフロマ絵付け部はキラッキラ~☆

木の土台にアルミとニスを塗り焼き付けると
アルミが化学反応して黄金に輝きます。
焼き上がったものに絵付けして、保護ニスをかけ、
3,4度かけて絵付けとニスを重ねて作品になります。

ホフロマ工房では陶器にも絵付けします。
絵付け部分はニスで熱保護して焼き付けますが
食品を乗せる部分は白く残すためニスをかけず
釉薬をかけて焼け過ぎないように保護します。

電気窯の前で焼かれるのを待つスプーンたち。
木を窯で焼くなんて!
銀色のアルミが高温に熱することで黄金に輝くなんて!
直に見ても、ホント不思議です。

こちらは工房付属の博物館。
今までもたくさんの工房で目にしてきましたが
ロシアでは自社で製作したものは
次の注文に応えるため、また次世代に受け継ぐため、
サンプルを保管する習慣があります。
この小さなイスたちはソ連時代から現代まで、
ロシア各地の保育園で毎年大量受注がある人気商品。
いろいろなデザインがあってかわいいです♪

ソチオリンピックでオフィシャルグッズに認定された
ホフロマ工房製品。
選手村開場の時に日本のニュースでも写った
ウェルカムマトリョーシカちゃんも保管されていました。

こちらは年明けから発売開始となる予定の
2018年サッカーワールドカップ公式グッズ☆
侍ジャパンも出場が決まってますからね!
私も今から楽しみです♪

ホフロマも新しいデザインに挑戦してるのね~、
と思っていた「緑のスズラン」シリーズ。
実はすでに30年以上の歴史があります。
1929年モスクワ生まれ、ソ連人民芸術家の称号を持つ
国民的歌手、リュドミーラ・ズィキナは
長年のホフロマ塗り愛好家でした。
ズィキナはスズランの花が大好きで、ある日工房に
「スズランをデザインしたホフロマ塗りの
食器セットを作ってちょうだい」と依頼がありました。
工房が赤、黒、緑のカラーパターンで試作したところ
緑に良く映えたスズランのデザインをとても気に入り、
その後、あれも、これも、とたくさんの製品を注文。
それが現在の「緑のスズラン」シリーズになっています。
ズィキナさんのファンはこのことを知っているので
彼女と同じ食器を使いたい!と集める人も多いのだとか。

ロシアを代表するホフロマの柄は
企業とのコラボ企画にもひっぱりだこ。

こちらは地元、ニジニ・ノブゴロドの酒造メーカーの
記念ボトル専用テーブル。
ニジニ・ノブゴロドのクレムリンをデザインした
グラスやボトルをセットする為だけに制作された
なんとも贅沢な作品です。

工場の大きな敷地にはたくさんのナナカマドが
植えてありました。
ホフロマを代表するデザインの一つですね。

ちょっとだけ町の様子を。
工房の隣には付属ミュージアムと売店があります。
そこへ行く歩道というか、休憩スペースに
お花で飾られたペアのマトリョーシカが。
学校帰りの地元の女の子たちが
きゃっきゃと語らう憩いの場になってました。


なかなかシュール(笑)

2017年11月16日木曜日

ロシア買い付けの旅④☆セミョーノフ(1)

ニジニ・ノブゴロド行きの目的の一つは
ホフロマ塗りとマトリョーシカの産地、
セミョーノフを再訪することでした。
ニジニ・ノブゴロド=セミョーノフは電車で一時間ほど。
前回買い付け後のブログに街の様子を書きましたので
ご興味のある方はご一読を!
2014年5月7日付けパルクのブログ(鉄道)
(3年半前にご紹介したモスクワ駅の中央コンコースは
現在取り壊し中でした。
どんな新しい駅舎が登場するかまだ全然分かりませんが
これもワールドカップ効果かもしれないですね)

ちょっと分かりにくいですが
後部車掌席の窓に「セミョーノフ行き」の紙が。
おいおい…(笑)

前回の買い付けではセミョーノフに一泊し
街の様子をブログに詳しく書きましたので
ご興味のある方はこちらをどうぞ。
今回は前回できなかったホフロマ塗り工場見学に
リベンジしてきました。
まずはホフロマ塗りの祖となる木彫りスプーン職人、
セミョーンじいさんの像がお出迎え。

セミョーノフにはマトリョーシカを製造する
大きな工房が二つあります。
前回の見学についてはこちらをご覧ください。
2014年5月7日付けパルク(マトリョーシカ)
今回はもう一つの「ホフロマ塗り工房」の見学です。
まずは土台製作の旋盤工、木工職人さんたちの部署から。
こちらの工房では5個組マトリョーシカの基本型については
ソ連時代に導入したドイツ製の自動旋盤機を使用しています。

型抜き後はやすりと一緒にこのドラムで回し
表面を滑らかにします。

その後、人の手で一つ一つ
より細かなやすりをかけながら検品。

5個組以外のマトリョーシカなどは
一つ一つ旋盤職人さんが作っています。
こちらの職人さんはホフロマ塗りの小鉢を製作中。

こちらは木彫職人さんのお部屋。
色々な大きさ、形のノミを使って器用に型を取ります。

白鳥のひしゃくもこんな風にできていたんですね!

旋盤や型作りに失敗したものや大量に出る木くずたちを
この工房では再利用しています。
細かなチップにして固め、プレートなどにするそう。
ホフロマ塗り工房では原料調達地での植樹をしていて
エコロジー対策にも取り組んでいるそうです。
さすがにロシアを代表する民芸品、
マトリョーシカの一大産地です。
たくさんの職人さんたちが働いていました。

ホフロマ塗りがメインの工房なので
マトリョーシカに描かれるホフロマ柄も本格的。

さて、マトリョーシカの絵付け体験です。
ささっと顔と枠線を描いておいてくれた白木に
黄色のプラトークと赤のサラファンを色付けしたところ。

写真を撮るのを忘れるほど夢中になってしまって…
完成です!
セミョーノフのマトリョーシカは渦巻き模様が特徴ですが
私の好みとしてちょこっとだけにしておいたら
「この柄、レースみたいでしょ?
もっとエプロンの周りに装飾した方が素敵だと思うわ」
と、袖や裾まわりにペタペタ。
今まで渦巻き模様に魅力を感じなかったのですが
「レース装飾」と思ったらとてもかわいく思えてきました!

後姿にもたくさんグルグル巻き。

2017年11月15日水曜日

ロシア買い付けの旅③☆ニジニ・ノブゴロド~W杯2018

来年6月にロシア各地で開催されるサッカーワールド杯。
ロシア第4の都市、ニジニ・ノブゴロドも開催地に選ばれ
着々と準備が進んでいます。
会場となるスタジアムはモスクワ駅から歩くと
30分以上はかかりそうなボルガ川沿いに新築中。
現在、利便性を考え地下鉄を一駅延ばす工事をしているそう。
ワールド杯は街に大きな変化をもたらしそうです。

ボルガ川沿いの名所、チカロフ大階段下に
ワールド杯のフラッグが立っていました。
なにか式典があったのかな?



チカロフ大階段上に建つチカロフの像からは
ボルガ川とオカ川が交流する迫力ある絶景が望め、
いつも観光客でいっぱい。
そのちょうど反対岸に新スタジアムがお目見えします。

優勝カップがロシア各地を巡回するスケジュールを
なぜかお天気おじさんがご紹介。

3年半前に利用した空港は現在こんな風に利用中。
昨年、すぐ隣に新ターミナルができました。

じゃーん!
これもワールド杯効果でしょうか?
空港内のインフォメーション裏はこんな感じ。

待ち合いスペースには大きなマトリョーシカのオブジェが。

「2016年3月、
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンによって
ストリギノ新国際ターミナル開港」

ロシア買い付けの旅②☆ニジニ・ノブゴロド~ホテル

今回の買い付けでは3年半ぶりに
ニジニ・ノブゴロドまで足を延ばしてきました。
前回は初めて訪れるということで
観光の中心、クレムリンや大ポクロフカ通りへ
徒歩圏のホテルに宿泊しましたが
今回は利便性を一番に、モスクワ駅から徒歩10分ほど
「マリーンズ・パーク・ホテル」に泊まりました。
口コミでは「景色と食事以外は最悪」と
ソ連時代全としたサービスの悪さとの評判でしたが
受付のおねえさんも、ルームサービスの女の子も
とてもフレンドリーで居心地よいホテルでしたよ。

ホテルの目の前は「レーニン広場」!

部屋の窓を開けると・・・なかなかの絶景です。
あと、私にとってこのホテルが便利だったのは
地下にはスーパー「ペレクリョストク」が、
隣には大型書店「ドーム・クニーギ」が入っていて、
ちゃっかり仕入れもできちゃうところ。

ホテルのもう一つの魅力、朝食バイキング。
本当にメニューが豊富で、どれも美味しかったです♪

ソビエト通り、そしてオカ川を挟んで向こう岸が
クレムリンや主要施設がそろう
ニジニ・ノブゴロドの中心街です。

夜になると丘の形がくっきりと見えてとってもきれい♪

起きたらそこにはレーニン同志が。
向こう向いてて良かった(笑)

急に冷え込んだ朝には
オカ川とボルガ川からもくもくと霧が。
美しくも妖しげで、とっても幻想的でした・・・