を見て以来ずっと行こうと思っていた映画「オーケストラ!」を
お休み中に観てきました。
ソ連時代、ブレジネフ政権下において追放された
ボリショイ劇場の有名指揮者とユダヤ系演奏家たち、
さらには”ある目的のため”積極的に協力する
当時の劇場支配人が巻き起こすドタバタパリ演奏旅行。
ロシア側の映像があまりにも古臭くて
20年前くらいのお話しなのかな?と思ったら現代のお話でした。
(赤の広場といくつかの街のショット以外はほとんどが
ルーマニアで撮影されたそう)
全編でパリとモスクワの対比が面白おかしく描かれています。
監督自身ルーマニアからフランスに移住した時の経験をもとに
脚本を書いたという、フランス語を話すロシア人の滑稽なこと!
自分のロシア語もこんな感じなんだろうか、と冷や汗が出ました。
この映画の重要なファクターであるチャイコフスキーの
「ヴァイオリン協奏曲」。
映画の終盤を飾る12分22秒ものコンサートシーン。
ここで過去、現在、未来が全てつながるのですが
せっかくの演奏シーンにあれこれ盛り込まれているので
頭と目と耳がフル回転してじっくり演奏に浸れなかったのは
ちょっと残念だったかな・・・
とっても面白い映画でした。
ご興味のある方は公式ホームページをご確認の上、
お近くの劇場にお出かけ下さい。
「オーケストラ!」公式ホームページ
*豊田さんもご指摘していますが。
映画の中でパリ行きの飛行機に乗るための待ち合わせ場所に
赤の広場が出てきますが2時間で歩いて行ける距離ではありません。
なるべく安くということであれば
地下鉄とバスを利用する手がありますので
絶対にまねしないように!
あと、ビザを空港内で即時発行なんてできませんので。
ロシアの国境警備隊を甘く見てはいけませんよ!