私が一番興味深かったのはこちらのウクライナ語の絵本。
「12か月:カレンダーブック1973年版」(キエフ、1973年)
各月の祝日や季節の行事、読みやすそうな短い詩や物語が
沢山紹介されています。
挿絵には10人もの画家が参加し色々な画風を取り入れ
就学前、または小学校低学年向けということで
飽きることなく楽しくウクライナ語を覚えられそうです。
びっくりしたのはウクライナ語は月の呼び方が
ロシア語とまったく違うこと。
たとえば3月。
ロシア語ではМарт(マルト、March)と言いますが
ウクライナ語ではБерезень(ベレゼニ)と呼ぶそうです。
これはБереза(ベリョーザ、白樺)から出た言葉で
この時期に最初の春の兆しとして白樺の若樹から
エメラルド色の樹液が現れつぼみが膨らみ出すのだそう。
自然から時節の呼び名を取り入れるのは
日本人にも親しみやすいですね!